SUGOCAエリア佐世保まで拡大へ

2024年4月26日ICカード,JR各社/三セク国鉄

JR九州と佐賀県・長崎県は、SUGOCAエリアの拡大を発表した。

西九州エリアにICカード乗車券SUGOCAを導入します!

導入時期は2024年度、恐らく2025年春ダイヤ改正に合わせてになるだろう。

導入エリアは長崎本線:佐賀~肥前山口(導入時には江北)及び佐世保線:肥前山口~佐世保、そして大村線のハウステンボスである。佐賀駅で現在の福岡・佐賀・大分・熊本エリアと接続する形になる。
そのため例えば佐世保~江北~鳥栖~西小倉~幸崎といった利用も可となる(なお久大本線経由での乗車・運賃計算が可能)。

他方で現在長崎エリアとなっている大村線:竹松~諫早、長崎本線:諫早~長崎(旧線経由含む)との跨り利用はできない。つまりは長崎エリアは孤立したままということになる。

また同ニュースリリースには記載がないが、唐津線:唐津~久保田は利用不可のままである。これに伴う短絡利用(例えば佐賀~唐津と移動してどの経路計算が適用されるか?/久大本線や豊肥本線、筑豊本線、後藤寺線などのエリア外区間を途中下車せずに通過利用してもよく、運賃計算においてもこれらを利用する。これと同じ取り扱い)がなされるかは不明である。

===
今のところ予定されているICカードエリアの拡大はこのほか以下の通りである
2023年春:秋田エリア(独立:男鹿線、和田~秋田~追分、新屋~秋田)
同:青森エリア(同:青森~弘前)
同:盛岡エリア(同:盛岡~雫石、盛岡~北上、花巻~新花巻)
同:ICOCAエリア(徳山~下関、山口線の湯田温泉・山口)
同:下関駅を超えたIC定期券サービス
2024年春:山形県エリア(仙台エリアに接続:かみのやま温泉~山形~村山、山形~寒河江)
===

SUGOCAエリアの拡大が一旦これだけで限定されたということになるのかもしれない。長崎エリアとの接続が数年間なされない可能性がある。また、新幹線の自由席にIC定期券が使える取り扱い(定期券が新幹線を2駅間含む場合に自由席に乗れるもの)なども恐らくなされないだろう。