JR各社の電気式気動車/蓄電池車運用線区まとめ

JR各社/三セク国鉄

JR各社が導入した電気式気動車・蓄電池車、その他の非電化線区を見ておく。蓄電池車についてはその運転区間の営業キロを付している場合もある。また、他の気動車形式を運用している線区についても確認の必要を踏まえながら見ている。

▲GVE-400系快速あがの号

JR北海道

H100形電気式気動車

2020年3月導入
・函館本線:小樽ー長万部(201系気動車除く)
2021年3月導入
・宗谷本線:旭川ー名寄 (稚内方面直通列車除く)
・室蘭本線:長万部ー東室蘭 全列車
・室蘭本線:室蘭ー苫小牧(66本42本)※2023年737系で再置き換え
2022年3月導入
・根室本線:新得ー釧路 全列車
・石北本線:旭川ー上川 遠軽方面直通列車除く
2023年3月導入
・富良野線:全線 全列車
2024年3月導入
・函館本線:岩見沢~旭川 (737系電車・キハ54形・キハ150形列車除く)
・石北本線:全線 全列車
・釧網本線:全線 全列車

その他の線区

・宗谷本線:名寄~稚内 キハ40系・キハ54形
・根室本線:滝川~富良野 キハ40系
・根室本線:釧路~根室 キハ54形
・室蘭本線:岩見沢~苫小牧・糸井 キハ40系・キハ150形で運転
・石勝線 :千歳~新夕張 キハ40系・キハ150形
・函館本線:函館~長万部 キハ40系・キハ150形で運転
・留萌本線:深川~石狩沼田 キハ54形・キハ150形
・日高本線:苫小牧~鵡川 キハ40系

JR東日本

電気式気動車・蓄電池車・ハイブリッド車

※観光列車等除く

E200系 ハイブリッド車 2007/7:リリース
・小海線 (数往復の運転でありなおもキハ110系が主体)

EV-E301系(ACCUM) 直流用蓄電池車 
・烏山線:宇都宮ー宝積寺ー烏山
 営業キロ:11.7km+20.4km
 2014/3導入:リリース 2017/3完全置き換え:リリース

HB-E210系 ハイブリッド車
・仙石東北ライン:全区間 2015/5導入:リリース
東北本線・仙山線・石巻線はそれぞれの車両が運用

EV-E801系(ACCUM) 交流用蓄電池車 
・男鹿線:秋田ー追分ー男鹿 
 営業キロ:13.0km+26.4km
 2017/3導入:リリース 2021/3完全置き換え:リリース

GVE-400系 電気式気動車 2019年8月運用開始(リリース
・信越本線:新潟ー新津 主に磐越西線直通列車?
・羽越本線:新津ー新発田ー酒田 E129・キハ110・キハE120と併用
・磐越西線:新津ー会津若松 キハ110・キハE120と併用
・米坂線 :全線 キハ110と併用
・五能線 :全線 定期列車は全列車  2021/3から:リリース
・津軽線 :全線 非電化区間は全列車 2021/3から:リリース
・奥羽本線:秋田ー東能代、弘前ー青森 主に直通列車?

その他の気動車列車

キハE120形(2扉)/E130系(3扉) 2008
水郡線、久留里線、八戸線:それぞれ全線全列車
只見線(、磐越西線の一部列車)

キハ100系、110系 1990年
110系:八高線非電化区間、磐越東線、陸羽東線、陸羽西線、奥羽本線(一部)、石巻線、気仙沼線、釜石線、花輪線、山田線、羽越本線、白新線(一部)、米坂線、磐越西線、只見線、小海線、飯山線
100系:左沢線、北上線、大船渡線、大湊線

JR東海

HC85系 ハイブリッド気動車
特急ひだ・特急南紀

キハ75系
快速みえ・高山本線(岐阜~高山)・太多線・参宮線

キハ25系
高山本線・紀勢本線・参宮線

キハ11系
名松線

JR西日本

現状電気式気動車等の導入はなされていないあ、城端線・氷見線に先行して導入される見込みである。

キハ40

城端線 :全線全列車 ※新車導入が決まっていることに留意
氷見線 :全線全列車 ※新車導入が決まっていることに留意
姫新線 :中国勝山ー津山 2往復設定
播但線 :寺前ー和田山 山陰線直通含む
吉備線 :全線全列車
津山線 :全線 キハ120形での一部列車除く
芸備線 :広島ー三次 キハ120形での一部列車除く
境線  :全線
岩徳線 :全線全列車 

キハ120 1992~1996年

関西本線:加茂ー亀山
越美北線:全線
高山本線:富山ー猪谷
大糸線 :糸魚川ー南小谷
木次線 :全線(山陰線松江方面直通列車含む)
山陰本線:出雲市ー益田、仙崎支線
因美線 :智頭ー津山
姫新線 :佐用・上月ー新見(ごく一部除く)
芸備線 :三次ー新見
福塩線 :全線
美祢線 :全線 ここまで全列車

芸備線 :広島ー三次の一部列車
津山線 :全線の一部列車

キハ121/126 2000~2003年

山陰本線:浜坂ー鳥取ー益田
因美線 :鳥取ー智頭
境線  :全線(ICカード対応のみ)
伯備線 :米子ー生山

キハ122/127 2008年
姫新線:姫路ー上月

JR四国

新型車両の導入を決定している(2027年度量産車導入):リリース

現状の普通・快速列車の現況

予讃線:キハ32・キハ54・キハ185 (内子線含む)
予土線:キハ32・キハ54
高徳線:1000形・1200形・1500形・キハ40・キハ47
徳島線:1000形・1200形・1500形・キハ40・キハ47
牟岐線:1000形・1200形・1500形・キハ40
鳴門線:1200形・1500形・キハ40・キハ47
土讃線:キハ32(ごく一部区間)・1000形
土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線にも1000形・1200形は直通する

若干の考察

導入両数は、公示によれば導入編成数は58両から70両で、2両1編成が前提。

HPによれば気動車は特急を含み248両で、また、「JR編成表、配置表(https://sirasagi683kei.wiki.fc2.com/)」を参照すれば下記の通りになる。

【松山】
・キハ185:6両(普通列車用に限る)
・キハ54:12両
・キハ32:16両 計34両

【徳島】
・1500形:34両
・1200形:18両
・1000形:7両
・キハ47:11両
・キハ40:8両 計78両

【高知】
・1000形:31両
・キハ32:5両 計36両 総計148両

国鉄型車両は58両ではあるが、これらに単行が多く含まれていることに留意。すなわち玉突き型で置き換える可能性が充分高いということになる。

JR九州

BEC819系(DENCHA) 蓄電池式電車 2016年10月試作車導入
・若松線   :2017年3月から全線全列車(リリース
・福北ゆたか線:若松線直通列車については全て
・香椎線   :2019年3月から全線全列車(+鹿児島線直通列車)(リリース

YC1系 2020年3月導入(リリース
・佐世保線:佐世保ー早岐ー江北
・大村線 :全線
・長崎本線:長崎ー諫早ー小長井(旧線含む)