関西本線名古屋口の時刻表変遷を見る

2024年4月26日JR各社/三セク国鉄

関西本線は湊町(JR難波)から名古屋を結ぶ国鉄,JRの幹線であり、そのうちJR難波-加茂間は電化、加茂-亀山は非電化単線となっている。
亀山-名古屋間はJR東海の管轄で一部複線、一部単線を繰り返す形となっている。そのダイヤは特筆すべきものである。すなわち山陽本線広島地区とほぼ同時期にいわゆるシティ電車化ダイヤを実施し、しかもその当時の勢力を維持しさらに拡大したダイヤを実施している。
他方名阪を結ぶ幹線としては衰退の一途をたどった路線といえる。モータリゼーション以前は寝台特急、急行のルートとなっていたが、東海道新幹線や近鉄に押され全線通しの列車はなくなっている。

今回は①1964年10月改正、②1982年4月訂補、③1982年5月改正、④現行ダイヤをみていく、その間にエポックメイキングな出来事があれば適宜記載する。

①1964年10月改正
まずは新幹線ができた改正の時刻を見る。
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特筆すべきことと言えば準急が富田に停車することだろう。本数に関しては「国鉄ダイヤといえばこんなもん」と言われれば標準的といえる。他方同じ関西本線でも奈良ー湊町では最大毎時8本(普通6快速2)の汽車で国電ダイヤを形成していた。

②電化開業時(1982年5月17日改正)
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右がシティ電車化後のダイヤである。なお・は奈良方面連絡の意味である。急行紀伊は亀山経由、その他は伊勢線経由である。系統分離と増発、パターンダイヤというシティ電車の形態をなしている。
18時30分快速の停車駅は名古屋・蟹江・永和・弥富・桑名・富田・四日市・河原田・加佐登・亀山・柘植・伊賀上野・笠置・加茂・木津・奈良である。(上下共に同じ)

③1988年3月改正
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JR民営化以降のダイヤである。特急紀伊の上り東京行きは停車していた。参考までに。また臨時とあるが、これは毎日運転(少なくとも6月30日まで)である。
8時台がスッカスカになってしまったのはやや痛い気がする。
この時期には急行かすがの停車駅から富田が外れている。停車駅は、桑名・四日市・亀山・柘植・伊賀上野・奈良である。

ここからエポックメイキングな出来事を紹介しておく。
まずは1990年、快速みえ号の運転開始である。
当初は松阪まで8往復、紀伊勝浦まで1往復というところを、翌年には3往復増発、次いで紀伊勝浦系統を特急とし、更に翌年キハ75系を導入し伊勢市・鳥羽行きに統一する。これで大体現行の快速みえ号の本数が出そろうことになった。
2011年から2014年までは全列車4両編成となっていたが、今は一部2両、一部4両という形が維持されている。(また2011年3月改正でホームライナー四日市を伊勢市発の快速みえとしている)

そして2009年3月改正で現行の昼間ダイヤが完成する。すなわち快速みえ1本、普通2本(亀山,四日市行き)のところを快速みえ1本、快速1本、普通2本(四日市行き)とするわけである。当時のJR東海ニュースリリースを書き起こすとこの通りになる(10時1分特急南紀3号は省略)。
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なお、それまでの快速は現行の区間快速に相当することになった。
(普通毎時1本→2本の時期を確認できていないが1990年~1993年頃に実施されたものと考えられる。そのうちに完全版を作りたいところである。)

そして2022年には区間快速を八田・春田の両駅に停車することになり現在に至る。

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なお、土休日9時台以降は平日ダイヤと同一である。
また関西本線では朝の一部普通と昼間の快速・普通にワンマン運転を導入している。