ハピラインふくい 24年春開業ダイヤ詳報

2024年4月26日JR各社/三セク国鉄,ダイヤ改正

24年春ダイヤ改正詳報一覧はこちら

ハピラインふくいの開業ダイヤを見てみる。予想以上に攻めている。
開業ダイヤの概要について

なお、HPによれば「新幹線金沢開業時の例を踏まえると、12月に概要ダイヤ、1月に詳細ダイヤを発表予定です」としており、まだ書けることは少ないと言わざるを得ない。
経営計画をもとに1年前に記事を執筆しているので、それと比べつつ記載していく。
北陸本線の移管ダイヤを予想する【福井篇】

【1月11日追記】詳細ダイヤ公開。
ニュースリリース:開業時の運行ダイヤについて
記事:ハピラインふくい 24年春開業ダイヤが公表。時刻を比較

もくじ

列車本数について

現行ダイヤは普通電車102本。経営計画の時点では、普通118本と快速8本だったが、開業ダイヤでは普通122本と快速9本となる。経営計画と具体的にどこが増えたかといえば、敦賀ー鯖江間の2本設定及び敦賀発福井行き快速の1本である。
列車本数は

敦賀ー武生:+12本(普通3、快速9)
武生ー福井:+23本(普通14、快速9)
福井ー芦原:+5本
県境区間 :0本
となった。

図1

既報の通り、武生~福井間では毎時2本への増便を実施する。
パターンダイヤの方式としてはおおよそ
【敦賀~福井間】
・敦賀13分発→武生44分発→福井04分着
・武生10分発→福井21分着
・福井09分発→武生25分発→敦賀00分着
・福井38分発→武生59分着
【福井~金沢間】
・金沢30分発→芦原34分発→福井51分着
・福井18分発→芦原35分発→金沢10分頃?着
となる。

快速電車について

快速電車は朝方4本、夕方4本の運転となることは既報の通りである。経営計画では「また、敦賀駅での本線快速列車とJR特急、新快速等との接続利便性も考
慮しダイヤを編成する。 」ほか、HPで「途中停車駅は、鯖江、武生、南条あるいは今庄駅の3駅を想定」と記載してある。まだ停車駅は固まっていないようである。所要時間は10分程度短縮される。
また、しらさぎ最終便に相当するJRの臨時列車(米原22:48→敦賀23:20)に接続する快速電車福井行きの運転が予定されている(となると日付を超えて運転されることは十分見込める)。

乗り継ぎについて

福井駅・敦賀駅でのスムーズな乗継に努めるとあるが、記載されている時間はそこまで短いとは思えなない。

終電について

福井駅からの最終敦賀行きは23:15発から23:22発に繰り下げられる。
また、芦原温泉行きは23:06発から23:31発に繰り下げられる。
なお、参考までに、東京からの最終敦賀行きかがやき517号の福井駅着時刻は22:52、富山発最終のつるぎ61号は23:10着である。敦賀行き電車については明らかに新幹線との接続を意識しているといえる。

所要時間について

所要時間についても特急の通過待ちがなくなるので、平準化は期待できるところではある。特急との乗り換え待ちによる10分程度の停車なども解消される。

なお、IRいしかわ鉄道との直通、及び越美北線の福井駅乗り入れは従前どおり続けられる。