【速報】南海、泉北高速鉄道を合併へ 25年度にも

2024年4月26日未分類

大手私鉄の再編が相次ぐことになる。
南海電気鉄道は完全子会社である泉北高速鉄道との経営統合に向けて基本合意したと発表した。
連結子会社である泉北高速鉄道株式会社との経営統合に関する基本合意のお知らせ

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▲泉北ライナーが停車する泉北高速鉄道線終点・和泉中央駅

泉北高速鉄道は元は大阪府が出資する第三セクター・大阪府都市開発であり、大阪府内で物流事業を営むほか、南海高野線中百舌鳥駅から和泉中央駅までの泉北高速線を運営する。
平成26年、南海電気鉄道は大阪府都市開発の株式を大阪府・大阪瓦斯・関電・銀行3行から株式を取得し子会社化(リリース・子会社化と同時に現在の社名に変更)。2022年に南海電気鉄道が完全子会社化した。

経営統合については南海電気鉄道が泉北高速鉄道を吸収合併する形で検討している。今のところ出ている基本合意は法的拘束力はないとしている。目標期日としては2025年度を目指しているという。

また、南海・泉北両線を乗り継ぐ場合には運賃の二重払いが問題になっているところだが、これについても解消に向けて動くとしており、既に運賃案も出ている。
それによれば、南海難波~泉北泉ヶ丘間の普通運賃は490円・通勤定期は23980円→18770円・通学定期券9670円→6060円を見込んでいる。なお、普通運賃については変更しないということではなく、現在の南海の運賃計算に合わせればたまたま一致したということである。

【参考】
京成電鉄が新京成電鉄を吸収合併へ!2025年4月