JR九州 25年春ダイヤ改正詳報その2(普通・快速)

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JR九州のダイヤ改正を詳報する。JR九州にしては珍しく増便ダイヤが目立つ。残りの在来線を見てみよう。

2025 年春ダイヤ改正について

鹿児島線・山陽線(福岡県内)

・朝ラッシュに1本増発する。小倉6時45分発区間快速博多行きである。快速区間は小倉~福間である。前後列車に一部時刻変更があるようだが、表を読むだけではつかみきれない。なお、現行海老津7時28分発南福岡行は9両から6両に減車される。

・ラッシュ後のオフピーク時間帯に1本増発する。現行小倉8時37分発二日市行き普通電車を福間から快速運転にして、福間からは普通電車を別途仕立てる。昼間の福間から博多方面は、快速2本(羽犬塚行、二日市まで快速鳥栖行)、普通3本(二日市行、二日市、久留米行)となっているところ、9時台は博多方面への快速電車が少なくなっている(福間8時56分発と9時59分発の間は普通電車3本のみ)ことを踏まえての増便であろうと推察される。

・海老津駅を通過していた快速電車4本を新規停車させ、快速電車を全て停車させる。夕方の博多方面1本と、午前中の小倉方面3本がその対象である。

・小倉ー門司港間で増発する。門司港から小倉方面はこれで毎時3本に揃うことになる。

・山陽本線を2往復減便する。現在昼間13~16時台が毎時2本にまで減っているが、10時台、11時台も毎時3本から毎時2本に削減される。理由としては「関門トンネルのメンテナンスに必要な作業時間を確保するため」である。

福北ゆたか線

現行博多駅22時10分発の新飯塚行を直方行に延長する。現行ダイヤだと新飯塚から直方方面が45分程度開いているため、それを埋めることとなる(また2両から4両へ増結される)。

その他車輛の増結を実施する。

長崎線

鳥栖7時00分発発佐賀行を運転する。ラッシュ時間帯にしては間隔があいていたところを埋めることとなる。

【鳥栖から佐賀方面 普通電車時刻抄録】
6時|06江北 26佐賀 42佐賀
7時|00佐賀 20江北 51江北
8時|09佐賀 48江北

唐津駅・唐津~西唐津間

唐津駅の発着ホームを統一する。博多方面は3・4番のりば、佐賀方面は2番のりば、伊万里方面は1番のりばとなる。なお、西唐津~唐津間は平日と土休日でダイヤが大幅に異なっているところを調整することとなる。

確かにダイヤが違いすぎる

豊肥線(熊本方)

豊肥線の朝ラッシュに存在する光の森折り返しの電車を肥後大津発着に延長する。

【熊本駅 豊肥線普通電車 抄録 太字が延長列車】
5時|23 50
6時|24 39 58
7時|11 25 35 49
8時|02 15 48
9時|25 39

【肥後大津駅 熊本方面行電車 抄録 黒字が増発 ※他列車の時刻調整を度外視】
5時|11 46
6時|12 29 38 58
7時|08 15 32 44 56
8時|09 26 37 47
9時|07 27

その他熊本県内で朝ラッシュに増結を実施する。

大村線

大村車両基地駅に快速シーサイドライナーが1本停車する。現在は長崎行1本(夕方の快速1本目:17時04発)が停車しており、その次の快速も停車する(18時18分発)。

久大線

大分7時00分発庄内行普通列車を増発する。普通列車の間隔が逆方向とはいえ50分開いていた。なお、折り返し庄内始発の普通列車は現在も運転されている。

【大分駅 久大線 普通列車抄録】
6:13 日田
6:35 由布院
7:00 庄内(増発)
7:24 由布院

豊肥線(大分方)

豊後竹田からの大分行を1本増発する。昼以降は概ね1時間に1本確保できるが、実はその手前3時間ほど運行間隔があいている。

【豊後竹田駅 普通列車 抄録】
9:44 三重町(大分行接続)
12:18 大分
13:10 大分
14:19 大分
15:04 大分

鹿児島線(鹿児島地区)

鹿児島線の夕方時間帯の普通電車を串木野止めから川内発着に延長する。

鹿児島発場面で15時21分発と16時34分発の間の15時52分発が対象である。他方、川内駅場面では15時59分発と16時48分発の間に16時20分発が増発される。

青井岳駅

青井岳駅の普通列車は8時台~18時台のみの停車になる。だいたい1時間に1本の停車であるが、竜ヶ水駅ほど利用者数が少ないようには見えない。宮崎と都城の間の峠の駅で両方とも10km程度離れている。