阪急「準特急」 駅新設との関連性は?停車駅は?

2024年4月26日未分類

参考:

阪急電車に準特急という種別ができるのではないか、という噂が流れて数日が経った。
少し遅くはなったが弊サイトでも取り上げたい。

今のところ分かっているのは神戸線、京都線でそれぞれ1編成づつの方向幕への挿入が確認されたことである。

そのことを踏まえてどれほど実際有効に組み込まれるかを考えよう。
①武庫川新駅との関連性
「準特急が導入されるのは武庫川新駅の設置に伴う停車駅の変更だ」というものがある。
武庫川新駅とは西宮北口・武庫之荘間にできる新駅で、まさしく武庫川上に作られるのである。
従前から当駅の設置に伴い、特急が十三→西宮北口を逃げ切れなくなるのではないかと言われており、それに合わせて塚口駅に特急を止めるのではとまでも言われていた。
そして準特急も武庫川新駅についての追加であると言われている。
しかし、武庫川新駅はまだ構想が確定した段階でしななく、まだ新駅設置の申請も出ていない。

しかし、新駅設置に係る申請が未だ出ていない。出ていたとしてもそこから5年ほど先に新駅開業を行う傾向にある(西松任(仮称)駅や、関西線奈良・郡山新駅などの新駅予定についても同様である)。となれば、2027年以降に新駅ができる。そうなると必ずしも新駅設置とセットの種別追加とはいいがたいだろう。

②過去報道の有料座席サービスとの関連性

京都線車両でも方向幕が導入されたことで、有料座席サービスとの関連性を疑う声もあるらしい。しかし、朝夕の導入であるとすれば通勤特急で足るはずである。敢えて種別名を変える必要性もあんまりないといえる。

③準特急の停車駅について
現在の神戸線、京都線の停車駅はこの通りである(京都線は普通のみ停車駅を省略している)
画像1
(目に優しくするために色を薄めにしています)
なお、神戸線について、快速急行・急行に関しては快速急行は平日10往復弱、土休日5往復程度、急行は上下合わせ平日2本、土休日5本という僅少な本数となっている。
そのため神戸線に関しては種別整理が行われるかもしれない可能性がある。そのうえで武庫川新駅の立ち位置をどう決めるかになって来る、特急の停車駅を減らし(夙川・芦屋川通過)、現行特急が準特急、快速急行に関してこれを廃止し、通勤休講と急行を統一する、辺りだろうか。そんなにいじるくらいならもう少し何とかすべしと思うところではある。

京都線は、快速急行と特急の間に種別が来ることになるが、果たしてそのようなものが作れるか?ということになる。正直置く場所がないと思うのだが果たして。特急が淡路通過(さらに茨木市・長岡天神・桂も通過の可能性もある)で、準特急が現行特急と同じ停車駅になるとすれば確かにまだ付け加えが利くところであるがそんなに種別を増やしたとてどうなるというところである。
なお、宝塚線は急行か、特急日生エクスプレスが最上位種別のため、準特急を設定するなら素直に特急を設定することになるためこの流れに乗る可能性は低いだろう。

追記(2022年10月12日):ダイヤ改正が実施決定されました。結局快速急行が準特急になりました。しかも神戸線においても同様に準特急の名称導入となります。さらに快速が西京極停車によって急行に名称変更。そして以下の通り。 (快速特急Aも廃止)
図1

追記:以下のサイト様で弊ブログが紹介されています