新幹線が1年前予約が可能に!

2024年4月26日未分類

JR東海、西日本、九州の3社はEXサービスのバージョンアップをニュースリリースした。
この秋、EXサービスがますます便利になります!

EXサービスとは「エクスプレス予約」と「スマートEX」のことである。どちらも東京~鹿児島中央間で利用できるサービスのことである。
エクスプレス予約とは(個人)年会費1100円かかるサービスであり、新幹線を多数予約する人に向いているものである。EX-ICカードという独自のものが発行され、後述スマートEXよりもより安い運賃設定である。予約の変更も発車直前まで可能であるという特徴がある。
スマートEXは年会費無料であるが、運賃の割引は控えめなものである。登録した交通系ICカードをそのまま新幹線改札でできるものである。予約の変更も発車直前まで可能であるという特徴はエクスプレス予約と同様である。

上記ニュースリリースの直前に上記サービスにかかる運賃改定のリリースが出ていたところであって、秋以降は1乗車当たりエクスプレス予約は300~600円程度、スマートEXは一律200円安いというだけになる改定となった(そのため都市区内制度が適用される場合には通常の切符のほうが安くなる場合がある)。
「エクスプレス予約」・「スマートEX」における価格体系の見直し 及び新早特商品の発売について

そして今般のニュースリリースである。同時に出せばいいような内容な気がするがまあいい。
内容としてはMaaSを意識したもので、これまでのきっぷ単体のサービスから転化して宿泊施設付きの企画旅行商品を発売し、さらに旅行先の二次交通手段に対しても便宜が図られるサービスになる。こういう企画旅行商品でありながら、更に今までの列車変更の融通が利くというメリットを掛け合わせることが新サービスの特徴である。

これに留まらず、新幹線の座席予約を1年前から受け付けるとするのである。今までは一律1か月前から発売で、その更に1週間前から「事前申し込み」という苦しい形を取っていた(※e5489も同旨サービス実施)のだが、2023年秋には1年前に仮ダイヤを提示し、一か月前に列車・座席を通知する形にするとしている。
確かに鉄道が1か月前予約になっているのは航空機の330日前に比べて遅いから、せめて(臨時列車ダイヤが確定するのが年4k)3か月前からにすればいいのでは、と思っていたが、まさかの一足飛びで1年前予約を実施するというところである。もちろん一部列車につき、というサービスではあるが、予約を早く固めて、本数の様子を見たいというところではないだろうか。このあたりは今後の目論見を見ていかなければ何とも言えないところではあるものの、ダイヤ組成にも影響を及ぼしていくのではないだろうか。