グリーン車つきの普通列車ってどれだけあるの?
グリーン車と言えば、上等の座席を追加料金でもってサービスするというものである。
そういやどこで走っているんだ?というのが今回のお話。特急はともかくとして、普通・快速では最早レアになっている節がある。折角なので纏めてみた。意外と数は少ない。(当然と言えばそうかもしれないけど)普通車指定席の方が多い。
料金は自由席・指定席とも同一で50kmごとに780円、1000円、1700円、1900円である(JR九州は50km以上一律で1000円)。
そしてもう一つ注釈を。青春18きっぷに関して、普通車指定席、グリーン車自由席はそれぞれの料金を払うだけで利用可能だが、グリーン車指定席は無効(料金だけでなく当該区間の運賃も必要)であるので要注意。
なお今回「ラ・マル しまなみ/ことひら/備前長船」「etoSETOra」「アンパンマントロッコ」「SLやまぐち」「○○のはなし」「べるもんた」などの臨時列車は除外している。
①首都圏(自由席)
2階建てグリーン車である。
東海道線の2等車から、中距離電車については横須賀線などから導入が進んで現在に至る。
現在ではこれらの路線に導入されている。
・上野東京ライン(東海道線・宇都宮線・高崎線)(沼津・伊東ー東京ー上野ー宇都宮・前橋)
・湘南新宿ライン(小田原・逗子ー新宿ー宇都宮・前橋)
・横須賀線・常磐線快速(久里浜ー東京ー千葉ー成田空港・成東・上総一ノ宮・君津)
・常磐線(品川ー上野ー高萩)
E217/235系とそれ以外で編成での連結場所が異なる。
↑常磐線グリーン車(水戸駅)
他の路線群と異なり、乗り継ぎでも運賃が通しになること(乗り継ぎが発生するのはここくらいだけど)、平日・土休日で料金が異なること、車内での購入は割増しになることが特徴である。
中央線快速(東京ー高尾ー大月・青梅)にも導入が予定されている(時期が何度か繰り延べになっている)。他方で、宇都宮線(宇都宮ー黒磯)は系統分離までグリーン車が運転されていた。
②マリンライナー
岡山ー高松を運行する快速電車。昼間は毎時2本運転し、高松の始発は4時台、最終も1時近くまでの運転という列車である。
JR西日本の有する223系電車と同一仕様のJR四国5000系電車(3両編成)の先頭が2階建てグリーン車指定席+普通車指定席である。
↑高松駅(いい写真がねえ。。。)
高松行き1,3,71,73号、岡山行き2号以外には連結となる。
↑2号車からみた1号車の扉
③2074M(かもめ104号)
平日運転の列車。佐賀発博多行きの列車が1駅となり、吉塚まで普通電車として運転となる。その1駅間グリーン車は自由席としての運行。車内でグリーン券が発売される。
④日豊本線2761M
日豊本線の最閑散区間である佐伯ー延岡間の下り1本目の電車(であり、宗太郎越えをする最終電車)。こちらもグリーン券は車内で発売。2018年3月のダイヤ改正(列車本数削減時)より運転となっている。
⑤ホームライナー瑞浪2号・4号
383系で運転される名古屋行きホームライナー。普通車は330円の乗車整理券制だが、グリーン車は指定席扱いとなっている。下り中津川方面の瑞浪1,3号は313系での運転となっている。こちらは2022年春ダイヤ改正で本数の整理が行われたところで、それまでは中津川行き2本、多治見発2本、瑞浪発1本が383系での運転であった。
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