JR西日本ダイヤ改正予想<2021春>
来たる2021年春に予定されているJR線のダイヤ改正、ここではJR西日本が行うであろう改正を近畿圏に関して予想してみる。
原状公表されているのはICOCAエリアの急拡大と終電の繰り上げのみ。次の新線開業となれば大阪(北梅田)-新大阪間、あるいは北陸新幹線となるのでまだ先であり、201系の引退は決定しているもののこれも急なことではない。
となれば考えられるダイヤ改訂は需要減を見通した列車本数の削減が主眼となるだろう。まず第一に挙げられるのは関空特急はるか号である。
2020年3月改正では全列車9両編成と成田空港のNEXとともに海外からの需要拡大を受けて増結を果たしたが今や昼間の運休との有様である。通常ダイヤは30往復となっているが、今回のダイヤ改正でまず予想されるのは2010年から2015年までのダイヤに逆戻り、すなわち昼間6往復削減、臨時列車化であろう。もしこれで飽き足らないとするなら(つまり確率は低いが)6両(内1両はグリーン車)の281系では需要が経たないとして20年3月改正で登場した271系(増結用普通車3両のみ)を使用することも考えられなくはない。ただここまですると満員になる可能性もあるから検討のみに留まると信じておきたいところだ。
また同様に阪和線特急に関連して言えば南紀方面への特急くろしお号のうち京都に乗り入れている1往復を新大阪に短縮することも考えられるだろう。
おおさか東線の臨時特急列車まほろば号はどうするのだろうか。定期列車化か、はたまた1年で元の木阿弥か、これも需要との兼ね合いとなるわけだが、まほろば号に関しては運行日数が少ないから何とも言えない。ただ減らしやすいといえば一番減らしやすいだろう。
一方同じ特急でも本数が増える可能性があるものもある。12月16日のニュースリリースによれば通勤特急サービスの充実(指定席車両の拡大、停車駅の追加)などを謳っている。ダイヤ改正で利用促進を図る施策をまずは増発以外の方法で、次いで状況次第では通勤特急にあたるラクラクはりま号、びわこエクスプレス号などといった列車の増発を行う可能性が含み残されたことになる。
ついで動向があるとすれば新快速の特別車両Aシートであろう。本来は座席定員制の有料座席500円であるところを値段を引き上げて一部を指定席にする措置を12月から取っている。
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/201028_00_A-seat.pdf
現在Aシートは網干・姫路ー野洲間の2往復4本となっているがAシートを拡大するかあるいは実験的施策としてこれで打ち止めにするのかの判断にかかわるであろう。乗った感想を言うならば確かに快適ではあるが、500円ならもうちょっと長く乗りたいといったところ。できれば東側は米原からにしてほしいところである。
他にもいろいろ考えられそうではあるが妄想の域を脱さないものが多い。ここ数年JR各社は12月中旬の金曜日にニュースリリースを発表している。ゆえにおそらく明日発表となる予想されるから、多くの吉報が含まれていることを祈りたい
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