大学鉄研のすゝめ

未分類

これは特段現在加入しているサークル、いうなれば京都大学鉄道研究会の承認・宣伝依頼を受けたものではない。

そろそろ大学入学・新歓の時期ですね。せっかくなので「大学鉄研に入るメリットって何なの?」という話をしておきたいと思います。ただ、できれば「サークル一般に入ることのメリット」を除いて喋りつつ(よって本記事で人間的成長!みたいなキラキラしたガクチカを求めているのであればブラウザバックを推奨する)、京大鉄研の例を少し示しながら語っておきたい。あくまで一つのサークルに入っていただけのメリットであるので、他大の例は知らないところも多いことは断っておく。

異種のオタクを知る

例えばTwitterを高校の頃からやっている人だとおおよそ「鉄道オタク」像を描けるのだろうと思われる(私も実際そうだった)。しかしそれは自分に欲に通った自分の見えている範囲の鉄道オタクでしかないことにはっきりと気付くことが出来るのではないだろうか。感覚としては同じ鉄道オタクという括りで名乗っているとしても、ざっくり少なくとも3種類くらいはあるのだろうなというところである。

研究資料の多さ

こういう鉄道ブログを書いている人間としては非常にありがたい話である。京大鉄研の蔵書数は恐らく1500冊程度である。恐らくと書かざるを得ないのはその全容を把握しきれていない。それこそWikipediaで出典が鉄道ジャーナル・鉄道ピクトリアルだった場合に元の資料に戻れるということも大きい。

なお、この辺りは「研究会」なのか「同好会」なのかでスタンスが大幅に変わるものであると思われる。あくまで研究をするということが前提となっているサークルなのか、あくまでゆるい趣味人として連帯する旅行サークルに近しいものかは見極めておく必要がある。それによっては自大に鉄研があるからといって入ると思わぬ違和感に遭うこともあり得るだろう(ちなみに京大鉄研は前者です)。

OB層の厚さ

これはもしかすると京大鉄研特有の話なのかもしれないが、ひとまず書いておく。鉄研OBが各鉄道会社の要職、もっといえば社長などもいらっしゃる。別に鉄道会社だけでなくともそれ以降も鉄道趣味に携わっている先輩方は非常に多い。その辺りの「濃い」話を聞くことができるのも京大鉄研の特徴である。歴史の長さもあり、過去の研究誌は39巻を数え、今見ると例えば大市交10系が新進気鋭だったころだとか、まだまだ急行が元気だったころだとかの話がある。今の当たり前を20年後、30年後とみていけば貴重な資料になる。

参考: http://kurcnet.web.fc2.com/study.html