JR東日本 24年春ダイヤ改正詳報 その4 中央線・長野支社篇

2024年4月26日未分類

24年春ダイヤ改正詳報一覧はこちら

JR東日本の2024年春ダイヤ改正のうち、中央線方面のダイヤ改正を見る。
2024年3月ダイヤ改正について(八王子支社)
2024年3月ダイヤ改正について(長野支社)

もくじ

  1. 特急関係
  2. 普通列車関係(首都圏関連)
  3. 普通列車関係(長野地区関連)
  4. その他

1.特急関係

1.1.富士回遊
新宿10:30発富士回遊15号及び河口湖14:10発富士回遊32号が増発される(かいじ15・32号と併結運転)。富士回遊は2019年ダイヤ改正で設定(リリース)以降、2020年に2往復から3往復に増発(リリース)されている。
1.2.あずさの増結
松本6:30発のあずさ4号、16:30発のあずさ46号(南小谷始発)、及び新宿17:00発のあずさ41号(東京始発)・新宿20:00発のあずさ53号は9両編成から12両編成に増結される。
1.3.はちおうじ2号の時刻変更
はちおうじ2号ははちおうじ6:16発から6:28発に繰り下げ、東京駅7:19着と通勤時間帯に合わせた変更になる。
1.4.成田エクスプレス関係
八王子ー新宿間の成田エクスプレスの運転2往復を取りやめる(こちらも参照)。
1.5.臨時特急信州
2023年春ダイヤ改正で設定(リリース)された臨時特急信州1号(塩尻7:37発長野8:59着)は塩尻6:58発・長野8:09着と時間帯を繰り上げる。停車駅も松本・田沢・明科に変更となる。なお、これに伴い塩尻6:57発臨時快速長野行き(2019年ダイヤ改正でおはようライナーを代替して設定(リリース))を取りやめるとのことである。結局は臨時快速を特急に格上げして、遅い時間帯の臨時特急をなくした、とみるほうが正しそうである。

2.普通列車関係(首都圏関連)

2.1.長野方面増発(*八王子支社リリースに記載があるのでひとまず記載)
小淵沢駅19:40発長野行きが増発される。何らかの延長列車であると思われるが、その記載はない。小淵沢駅の下り列車は18:35発・20:38発と大きく間隔があいていた。
2.2.大月直通の増発
中央線快速・中央特快はおおよそ昼間毎時1本大月まで直通する(+5往復)。現在昼間の直通本数はごく少数である(ラッシュ時間帯は相当数ある)。
2.3.早朝の速達化
立川駅を朝早くに発車する快速電車(中央特快などではない)の大半で、所要時間を短縮する。退避駅の調整で成り立つものとしている。
2.4.五日市線の夕方時間帯の立川直通増発
武蔵五日市ー拝島間折り返し列車を立川に延長する。武蔵五日市16時台の2本と、夜間時間帯の1往復である。
2.5.八高線(電化区間)の増発
高麗川駅からの八王子行きが9:25発・10:08発と空いているところ、9:43発を設定する(川越始発の高麗川行きを延長)。

3.普通列車関係(長野地区関連)

3.1.篠ノ井線
塩尻7:05発松本行き普通列車を増発する(特急信州で代替される6:57発臨時快速長野行きの代替のようにも見える)。
昼間時間帯の運転間隔が空いていたところ2往復を増発する。これで塩尻ー松本間ではおおよそ毎時2本確保できることにはなる(ただ、塩尻9:05発の直前に9:01発があるようにも見えるのだが…)。
なお、塩尻22:10発松本行き、松本21:41発塩尻方面岡谷行き(松本ー塩尻間)は運転が取りやめとなる。
3.2.小海線
・中込~小諸間でパターンダイヤを実施する。
中込駅は10~14時台で50分発、小諸駅は10~15時台で00分発になる。この時間帯において本数の変更はない。なお、同区間で全てのドアから乗降可能となる。
・小淵沢駅20:04発小諸行きを19:02発中込行き(そのまま小諸行き)に繰り上げる。これにより小海(現在21:19発)より先、中込までの最終列車が繰り上がる。恐らく中込で数十分ほど停車するのであろう。
・中込20:54発小諸行きが削減される。中込→小諸は2時間ほど運転間隔が空くことになる見込みである。
・小諸20:13発小海行きが削減される。ここも運転間隔が空くことになる。
3.3.大糸線
松本21:33発穂高行き、有明20:47発松本行きが削減される。夜間帯は運転間隔が毎時1本程度になる。
3.4.中央線(旧線)
塩尻ー辰野間で9~17時頃に2往復減便する(9往復に減らされる)
図1
昼間は0分発でそろえられる。

4.その他

「来春よりえきねっとトクだ値(乗車券つき)、お先にトクだ値(乗車券つき)、中央線東京週末フリー乗車券の発売を見直し、新たなチケットレス商品を発売します。新しい商品の詳しい情報は 1 月下旬にプレス予定です。」(八王子支社)、「来春より中央線特急列車をチケットレスで更に便利にご利用いただくため、おトクなきっぷのリニューアルを実施します。新しい商品の詳細は 1 月下旬にプレス予定です。」(長野支社)とある。
ダイナミックプライシングに移行する可能性も一応考えられるだろう(が過去のJR東の実例があればご教示願いたい)