近鉄大阪線「区間急行」とは?停車駅予想をする

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近鉄大阪線に関係する車両で、「区間急行」なる方向幕が出ていることが多数目撃されている。

では、過去に阪急の準特急(弊記事)でやったように、その予想をしてみようと思う。とりあえず、現在の停車駅などを列挙してみた(2012改正リリース2018改正リリース)。

太字は、大阪方からの行先駅である(つまり東青山は抜いている)。2012年に区間快速急行と快速急行の統合が行われ、室生口大野と赤目口が快速急行停車化、伊賀上津、西青山、東青山が通過となった。また、2018年には大和朝倉と長谷寺に急行が停車するようになり、昼間の区間準急(これも2012年変更で追加された種別)の一部は朝倉折り返しとなった。

そして、2026年春ダイヤ変更で、五位堂に特急が停車するようになることは既報の通りである(弊記事)。そうだとすると、急行に対する種別としては、五位堂から各駅停車がその1つの考えである。実際、「五位堂行各駅停車、五位堂から急行上本町行」の「化け急」はこれだけ存在する。見ての通り、早朝時間帯を中心に(近鉄にとって)使い勝手のいい種別になりそうである(下りで五位堂行の急行は見つけられていない)。2020年変更あたりから乱発している。

【平日】
・名張  5時00分発 ※上り始発(耳成まで上本町へ1番電車)
 ※2018年ダイヤ変更で区準→八木から化け急、2021年変更で八木化け急→五位堂化け急に?
・青山町 5時01分発 ※上り始発(桔梗が丘まで上本町へ1番電車) 2021年設定?
・青山町 5時15分発 ※上り2本目 2025年変更で青山町仕立急行→化け急に?
・榛原  5時52分発 ※2020年変更で増発された五位堂仕立急行?
・青山町 5時43分発 ※2020年変更で増発された五位堂仕立急行?2025年変更で化け急に?
・名張  6時26分発 ※2024年変更で設定
・朝倉  7時29分発 ※2024年変更で設定
・榛原  8時04分発 

【土休日】
・名張  5時00分発 ※上り始発(耳成まで上本町へ1番電車)
 ※2018年ダイヤ変更で各停→八木から化け急、2021年変更で八木化け急→五位堂化け急に?
・青山町 5時02分発 ※上り始発(桔梗が丘まで上本町へ1番電車) 2021年設定?
・名張  5時44分発 

一方で、八木から急行になる電車は平日1本存在する(五位堂5時37分発八木行各駅停車、八木から中川行急行)。

そこまで考えると五位堂から各停が筋にも見えそうだが、五位堂行区間急行の幕があるので、そうなると、八木から各駅停車の線も残しておきたいというのが正直なところである。

ついでに上本町から各拠点駅の営業キロを書いておく。いわゆる郊外型私鉄としてどれだけ奮発してきたかを考えてみてほしい。

高安   12.2キロ 区間準急ここから各停
国分   18.2キロ 準急ここから各停
 (大阪・奈良県境)
五位堂  27.1キロ 疑惑の駅①
八木   34.8キロ 疑惑の駅②
桜井   39.8キロ 急行ここから各停
榛原   50.1キロ かつて急行ここから各停
 (奈良・三重県境)
名張   67.2キロ 快速急行ここから各停
青山町  77.9キロ 峠の手前の駅

郊外に向かうという意味で、距離の比較をするのであれば、東武東上線が凄く参考になる。
(和光市12.5キロ、志木17.8キロ、ふじみ野24.2キロ、川越市31.4キロ、森林公園55.4キロ、小川町64.1キロ、寄居75.0キロ)

余談:イワタUDか何かのフォントを使っているようにみえる近鉄フォントを再現しようとしましたが、全然似てませんでした。南無三。