JR海・西 ICカード利用拡大へ【2025年】

2024年9月25日未分類

2025年春に向けたICカードのエリア拡大を2つ取り扱う。もっとも、その1記載についてはダイヤ改正リリースと被って取り上げられていないだけであるが…

・その1:JR西日本ICOCAエリア 山陰本線
2025年春(予定)山陰本線のICOCAエリアを拡大します!
区間は倉吉~鳥取間の各駅。ただし、出雲市~米子・伯備線方面から倉吉~鳥取間各駅に通過利用して使う場合にはこれも利用可能となる(伯耆大山~倉吉間の各駅ではICカード改札機が設置されないため、利用できない)。

・その2:JR東海TOICAエリア
TOICA利用エリアの拡大について
拡大される区間は以下の通り
①東海道本線 大垣~美濃赤坂間
②飯田線   豊川~本長篠間
③身延線   鰍沢口~甲府間※2025年秋予定
TOICAエリアの拡大の歴史はこちらの記事で既に纏めているところだが、今回初めてTOICAエリアで飛び地での区間拡大が実施される。
注記としては、「※点線区間(西富士宮~鰍沢口)では、TOICAをご利用いただくことはできません。」というものと、「※定期区間内のご利用を除き、上記エリア外へは乗り越せません。エリア内とエリア外にまたがり、
かつ定期区間外をご乗車の際は、あらかじめ全乗車区間のきっぷをお買い求めください。
」というものである。定期券区間であればエリア外に跨げるともとれるような言い回しなのだが、果たして本当なのだろうか…
なお、今までの注釈は「※上記エリア外へは乗り越せません。エリア内とエリア外にまたがってご乗車の際は、あらかじめ全乗車区間の
きっぷをお買い求めください。」となっている。
そしてようやく支線を含んだ東海道本線全線でICカードが利用可能となる。
また、甲府駅でSuicaエリアと跨ぐ定期券の発売が可能であるかは気になるところ(過去の例からすればできるからこそ伸ばしているのであろう)。
なお、JR東海は2022年10月31日のリリースで、JR東海全線にTOICAを導入する方針としている(時期は不明も、リリースから10~15年後、すなわち2032~37年中と思われる。)。

【参考】今後のICカード導入予定例

2024年春:山形県エリア(仙台エリアに接続:かみのやま温泉~山形~村山、山形~寒河江)
同:Kitacaエリア(函館エリア、岩見沢~旭川)
同:伊賀鉄道
2024年夏:津山線津山駅(ICOCAエリア)
2024年度中(2025年春):SUGOCA佐世保エリア(博多エリアと接続:佐賀~江北、江北~佐世保)
2025年春:Suicaエリア(首都圏と接続:松本~穂高、松本~長野)