三重方面へTOICAエリア拡大へ!

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JR東海は三重地区でのTOICA利用エリア拡大を発表した。時期は2027年春としている。

TOICA利用エリアの三重地区への拡大および 特急「南紀」のチケットレス乗車サービス開始について

概要

利用可能となるのは、以下の駅である。
紀勢線:下庄~多気間
参宮線:(多気)~鳥羽間
伊勢鉄道:鈴鹿駅

これに加えて、紀勢本線のうち、多気より南の特急停車駅、すなわち三瀬谷、紀伊長島、尾鷲、熊野市、新宮では、特急「南紀」利用時にTOICAが利用可能となるとともに、特急券部分はe5489でのチケットレス商品を購入できることとなる。ちょうど、高山本線下呂・高山・飛騨古川と同じイメージでよいだろう(弊記事)。

運賃計算複雑怪奇也?

ここで気になるのが、これら駅の特殊性である。リリースでは、「拡大するTOICA利用エリアおよび特急「南紀」の利用の場合にTOICA利用可能となる駅におけるTOICAのご利用条件、運賃計算方法等の詳細なサービス内容
並びに特急「南紀」のチケットレス乗車サービスの詳細については、決まり次第、別途お知らせします。」として、高山線の場合と異なり、リリースのタイミングでの計算方公表を見送っている。

まず、伊勢鉄道との関係でいえば、四日市・河原田~津間の移動は亀山回りと鈴鹿周りで分かれている。今回公表されたTOICAエリアを見ると、鈴鹿~津間は灰色の点線となっているが、「この区間を通過してTOICA利用エリアまたはTOICA利用可能駅の各駅相互間でTOICAをご利用いただくことは可能」としている。JRしかかかわらない線区(高山・太多線経由か、東海道・中央線経由か)であれば、最短経路と簡単に区別できるが、他社線が絡むとそういうわけにもいかない。さらに愛知環状鉄道岡崎駅のように、乗り換え改札で対処することも難しそうである。

さらに、津・松阪・伊勢市では近鉄とJRで改札が共同利用となっている。運賃差が非常に大きいというわけではないが、利用方法により計算を分けるのはどうするのだろうか(特定運賃を掛けるのか?)。なお、かつては桑名もそうであったが、JR・近鉄・養老で改札分離がなされた(リンク)が、伊勢市のように改札分離が困難な場合も見受けられる。

津駅の掲示 ICカードを使えない旨が多数掲出されている。(2022年撮影)

ICカード拡大に積極的なJR東海

過去のTOICAエリア導入拡大については以下の記事を見ていただきたいが、2019年以降、TOICAエリアの拡大の勢いが増していることがわかる。

過去の社長会見で、2035年前後には全線でTOICAが導入できるようにしようと考えているものと思われる(リリース)。