芸備線再構築協議会 岡山県側のダイヤ変更を発表
JR西日本は、芸備線再構築協議会における実証事業の一環として、岡山県側(旧岡山支社の管轄する新見~備後落合間)のダイヤ変更について発表した。
芸備線再構築協議会 実証事業に係るダイヤ変更(新見~備後落合)について
①芸備線 庄原市・新見市エリアの利用促進等に関する検討会議
(2021年8月~2022年11月、2023年7月:計6回)
2022年5月会議で交通体系に関する議論をJR西日本が持ち掛けた
2022年11月に利用促進に関する会議であり、それ以外の議論をしないとの決定がなされている。
それを以てJR西日本は国へ検討会設置への相談を実施している。
②JR芸備線の状況等に関するヒアリング
(2023年2月~8月:計3回)
③再構築協議会
(2024年6月~現在:幹事会5回、本会議4回)
改正地域交通法施行(2023年10月:再構築協議会についての規定の追加)の直後にJR西日本が設置を要請。
土休日の臨時ダイヤは:こちら
三次~備後落合間ダイヤ変更は:こちら
ダイヤ変更を詳しく見ておく。
【下り:新見→備後落合】
①新見18時20分発備後落合19時46分着→新見18時51分発備後落合20時18分着
②新見21時53分発東城22時29分着→新見22時28分発東城23時04分着
【上り:備後落合→新見】
③東城5時22分発新見6時03分着→東城6時19分発新見6時55分着
④東城17時04分発新見17時39分着→東城17時20分発新見17時56分着
⑤備後落合20時10分発新見21時36分着→備後落合20時40分発新見22時09分着
まず朝の③については、ダイヤを繰り下げるだけで実現できるから行ったということであろう(この列車の折り返しが新見7時03分発東城7時53分着、東城9時00分発新見9時36分着の土休日運休列車である)。現行ダイアでは矢神駅で快速(下りの初便)と離合している。
次いで運用の順序としては、④→①→⑤→②というところであるが、一番メインは①、ついで⑤の運用変更であって、②はそのあおりを受けてかなり遅い時間帯の時刻に変更となったと思われる(再構築協議会の資料にも「主に住民向けのダイヤとして、帰宅時間帯の備後庄原→備後落合方面、新見→東城方面の列車を設定」とある。)。
結局バスによる疑似的な増便というオプションは使われることなく、既存ストックを利用して実施できることをやったということになる。
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