名鉄線ダイヤ改正詳解 2021年5月

2024年4月26日ダイヤ改正

名古屋鉄道は21年3月16日、5月22日をもってダイヤ改正をすることを発表した

まず注釈に
※ 今回のダイヤ改正内容を反映した名鉄時刻表の発売およびポケット時刻表の配布はございません。 
とあったことを書いておく。他の私鉄に追随し時刻表の配布を取りやめる。

さてダイヤ変更の骨子は①終電繰り上げ②昼間ダイヤ見直しの2点である。

①終電繰り上げ

終電繰り上げとは書いたが、名古屋本線では終電が繰り下がる箇所がある。
・岐阜駅の名古屋方面最終である急行金山行きが現行23時40分→改正23時33分(7分繰り上げ)
 名古屋駅の金山行き最終であり、名古屋駅発も現行24時13分→改正24時06分(7分繰り上げ)
・岐阜駅の犬山方面最終である普通犬山行きが現行23時57分→改正23時46分(11分繰り上げ)
・犬山駅の新可児方面最終である普通新可児行きが現行24時06分→改正23時52分(14分繰り上げ/1本減か)
なお現行の最終は岐阜駅23時26分発から連絡しているが、この連絡がなくなり、岐阜駅から新可児方面連絡は1本早い(現行と同様であれば)23時13分発となる
・名古屋駅から豊橋への最終列車が現行22時43分発特急豊橋行き→改正23時00分快速特急(新安城停車)豊橋行き(17分繰り下げ)
・名古屋駅から伊奈への最終列車(特急)が現行23時35分→改正23時19分(16分繰り上げ/35分発は国府行きに短縮)
・名古屋駅から東岡崎への最終列車(特急)が現行23時57分→改正23時52分(5分繰り上げ)
・名古屋駅から中部国際空港への最終列車(急行)が現行23時15分→改正22時45分(30分繰り上げ/23時15分発は常滑行きに短縮)
・豊橋駅から鳴海への最終列車である急行鳴海行きが現行23時34分→改正23時41分(7分繰り下げ)
・新安城から西尾への最終列車である普通西尾行きが現行24時07分→改正23時50分(17分繰り上げ)

②昼間ダイヤの見直し

なお筆者が名鉄の運行系統について必ずしも完全に理解していないため、また名鉄も運行系統そのものが複雑であるためにニュースリリース原文が正確性のためにやや分かりづらい表現になっている部分があることから推測が含まれている箇
所、不明瞭な箇所が含まれていることをご理解いただきたい。

・名古屋本線など  豊川稲荷~名鉄一宮 平日
豊川稲荷~名鉄一宮を直通する急行を10時から16時で取りやめ、10時から16時は国府~豊川稲荷間普通列車、須ケ口~金山間普通列車を増発
豊川稲荷駅→国府・一宮方面
国=国府行き 一=名鉄一宮行き 太字=急行
現行(12時台)
08国 25一 38国 55一
改正(推測/12時台)
08国 25国 38国 55国
金山駅→須ケ口・一宮方面 
現行(12時台)他にμ名古屋行き1本特急岐阜行き4本名古屋行き2本
08一 22岐 38一 52岐 急行のみ表記
改正(推測/12時台)
08須 22岐 38須 52岐 太字=急行 細字=普通

・瀬戸線 毎日
10時~15時台の急行を普通に置き換え
現行昼間1時間当たりの運転本数:
栄町~尾張瀬戸急行2本(尾張旭から各駅停車)
栄町~尾張瀬戸準急2本(小幡から各駅停車)
栄町~尾張瀬戸普通4本
栄町~尾張旭 普通2本
改正推測:
栄町~尾張瀬戸急行0本(尾張旭から各駅停車)
栄町~尾張瀬戸準急2本(小幡から各駅停車)
栄町~尾張瀬戸普通4本
栄町~尾張旭 普通0本

・新羽島~笠松~名鉄岐阜 平日
15時台以降の竹鼻線・羽島線列車の名鉄岐阜乗り入れ削減し、笠松止めに
影響列車:
岐阜駅15時49分~30分毎~20時19分の急行、22時59分の普通
新羽島駅15時21分~30分毎~22時51分、23時06分の普通

・津島線 休日
昼間(10時~21時)の本数を平日に揃え毎時6本から4本に
佐屋駅→須ケ口方面
平日10~14時台/休日改正(推測)
11吉良吉田 27須ケ口(当駅発) 41吉良吉田 57須ケ口(当駅発)
休日現行7~18時台:
07須ケ口(当駅発) 19準急吉良吉田(当駅発) 25豊明
37須ケ口(当駅発) 49準急吉良吉田(当駅発) 55豊明

・ミュースカイ
中部国際空港~名鉄岐阜間の列車のうち平日5本休日11本を名古屋までに短縮(主に10時から20時)
中部国際空港~新鵜沼間の列車のうち平日17本休日20本を名古屋までに短縮(主に10時から19時)
中部国際空港~新鵜沼・新可児行きの列車5本を新鵜沼行きに統一
(中部国際空港発17時36分、18時36分、19時36分、20時37分、21時37分発列車)