時刻表収集を始めてみたい方へ

2024年8月24日未分類

電車に乗ってどこかに行く時、どうやって乗る電車を決めていますか?Googleで調べる?Yahoo乗り換え案内?確かに便利だけど頻繁に同じ駅を使う時何分の電車に乗ればいいかだけ知りたい時はやっぱり紙の時刻表が使いやすかったりしますよね。(そういうことにしておこう)

駅に置いてあるただの紙切れ。でもあれって色んな駅に置いてあるはず。じゃあ集めてみたくなりませんか?(そういうタイトルの記事である)

…てなわけで今回は時刻表を集めてみたい方、どうやって集めていけばいいかわからない方に向けて時刻表収集をやってみて面白いこと、時刻表収集のコツを紹介したいと思います。

もくじ

Ⅰそもそも(ポケット)時刻表って?
Ⅱ時刻表を集めてみる面白さとは?
Ⅲ時刻表収集を始めてみよう!
Ⅳ時刻表を保管する
Ⅴ最後に

Ⅰそもそも(ポケット)時刻表って?

ふつう時刻表と言うとJRのみどりの窓口に置いてあるB5サイズのかなり大きなものが有名かもしれません。普段乗り鉄や鉄道旅に出る方なら「小さな時刻表」を持ち歩いていることもあるでしょう。これらの時刻表は(掲載されている路線を通る)列車が停車する駅、時刻を掲載したものですね。全国版だと基本的には1000円前後することもあります。

ポケット時刻表は比較的本数の多い鵜私鉄線やJR線の各駅で配布されている、その駅を発車する列車の時刻、種別、行き先、のりば、先着案内、停車駅案内などが掲載された折りたたむと名刺(あるいはICカード)より一回りくらい大きめのサイズになる紙です。基本的に無料で配布されていることが多いです。ふつうポケット時刻表は時刻が載っているだけでなく広告媒体として使われているものも多いです。

Ⅱ時刻表を集めてみる面白さとは?

面白いことに各駅バラバラで配っていることにこだわらなければ、日本全国津々浦々の鉄道線時刻表を集めることができます。しかも、その形態は千差万別。ご当地グッズとか駅スタンプよりも一癖も二癖も強いです。さらに、それらのほとんどは無料、あるいは高くても数百円(全国版の時刻表が1000円程度だからそれよりは安いはず)で手に入れることができてしまうのです。
このほかにも少し集めるだけでもいろいろ面白いことことがあるので列挙したいと思います。

・安い!(さっき書いた通り)
・ほぼすべての鉄道会社で配っている(はずな)のでグッズ・駅スタンプなどよりも収集しやすい
・鉄道会社ごと、あるいは支社ごとで特徴が出るので地域色を感じることがある。
・長い間保管していれば歴史的価値のある資料にすら化ける!(たとえば当時の広告など)
・旅先でもらってもそこまでかさばらないし保管しやすい(だって紙だもの)

しかもその上、地元の駅の時刻表をもらうだけで手軽に始められる趣味なのに奥が深いんです!先ほども書いた通り、全国で配られているためにそのすべてをコンプリートするのには相当な労力が必要です。地方の駅、特に業務委託されている駅ではその駅が独自に製作したものが配られていることもあり、いわば「終わりなき旅」です。
せっかくなので時刻表収集を少しでもやり込んだら見えてくる面白さも列挙したいと思います。

・ある路線の時刻表を全駅そろえた時の達成感
・珍しい時刻表、特別ダイヤの時刻表を見つけた時の高揚感
・やり込み度の高さ
・ダイヤ改正で変わった時刻表を眺める幸福な時間
・あと、こんなことができたりします(写真)IMG_8299 - コピー
↑これは大阪市交通局(当時)の時刻表を全駅集めたときに記念に撮ったものです。

正しく、沼。ここまで読んだあなたならきっと時刻表を集めに行きたくなったと思います。
では、コツを。

Ⅲ時刻表収集を始めてみよう!

さて実際時刻表を集めてみる段になると意外とどうすればいいかわかりにくいところがあるかもしれません。でもまず集め始めてみる時のポイントはこれだけです。

・まずは地元の駅、路線から
・何気なく出かけた先で時刻表をもらう

くらいです。恐らく最初から意気込んで集めようとすると息切れします。最初はそんなに焦らないほうがいいです。立ち寄った先で改札口に置いてある時刻表を取る(あるいは改札口の駅員さんに聞いてみる)ところから始めてみましょう。
あとは時刻表の端が折れないようにして持ち帰るように気を付けましょう。量が少ないなら本に挟むなどでも対応できますが、枚数が増えて来たら

さらに時刻表を(ある意味効率的に)集めるには?という話もしておきましょう。たとえば大手私鉄なら(多量の例外はありますが)ほぼ全駅の時刻表ほぼ全駅で置いてあります。全駅収集するとなると膨大な費用と時間そして労力がかかります(集めきったときの達成感は言うまでありません)。その時のポイントをまとめておきます。(読み飛ばしてもいいです)

①路線図のコピーを用意する
路線図のコピーにどの駅の時刻表を持っているか、どの区間を集めるかを書きこんでおきましょう。
②楽できる部分は楽をする
いわゆる「裏ワザ」に当たるのかもしれません。このブログでもその情報を提供していきたいと思います。
③フリーきっぷを使う
これは運賃面だけの問題ではありません。時短にも関わってきます。
例としてA,B,C,D,E,F,Gという順番に駅が並んでいたとしましょう。
普通ならA→B→C→D→E→F→Gと駅が並んでいる順番に集めることになります。
それを、A→C→B→E→D→G→Fと集めることができたりします。つまり、(運行間隔がある程度広ければ)先の駅に進んでおいて次の同じ方向の電車来る前に対向列車で1駅戻り、次の電車を待つということを使って時短をするわけです。(もちろん、ダイヤの都合上できない場合もあります)。行ったり来たりを繰り返すためにはフリーきっぷは必須です。
※この手法を使うために路線全体の時刻表(あるいはJR線であればJTBやJRの時刻表)を入手しておくと予定が立てやすくなります。このへんはケースバイケースです。

Ⅳ時刻表を保管する

時刻表を10枚100枚と集めていくと困るのは保管場所。保存状態を良くしておきたいのは誰しもが考えること。私のオススメは何かしらの箱に入れておくことです。上手く小箱などを活用して保管しましょう。大判のものはA4クリアファイルなどにいれて纏めています。(また別の機会に紹介するつもりです)

Ⅴ最後に

ただの紙切れかもしれない時刻表。でも、鉄道の運行を知らせるのは欠かせない存在で、広告媒体としての役割もになっておりその種類は数千あるいはそれ以上になるのかもしれません。しかも集め始めるのは非常に簡単です。そしてその奥深さは鉄道(あるいは他の交通機関)と共にあると思います。さぁ、まずは集めに行ってみませんか?