【祝・夢洲延伸】Osaka Metroのポケ時のニッチな話
令和7年1月19日、大阪市高速電気軌道4号線こと中央線はコスモスクエアから1駅延びて夢洲駅まで延伸した。Osaka Metroはいまだにポケット時刻表を配っているのでそのニッチな話をしておこうと思う。
余談:谷町線
実は昨年12月、谷町線もダイヤ改正していて、そちらはホームドア設置に伴う停車時間延伸と電車の微減という内容であった。最近Osaka Metroはポケット時刻表の表紙を入れ替えているので、それに引き続くのかと思えば…
なんと新20系のまま。この間の箕面萱野延伸で御堂筋線は31系に、ニュートラムは一部駅は先行していたものの、200系に変更、2021年改正の段階で中央線は20系から24系に変更していただけに残念。とはいえ、他の変更もあって、
喜連瓜破駅の時刻表の表記が細かくなっている(喜連瓜破始発の□囲みの記載が詳細化)。
中央線は400系に変更
さて本題の中央線。ポケット時刻表の表紙は400系に変更となった。民営化直前のダイヤ改正から平成31年、2021年、今年とダイヤ改正を行っていて、2回表紙を変えていることになる(※実はOsaka Metroになってからも元号を使っていた)。
上の段の表記が若干空いているなと思ったら、「コスモスクエア」の文字が「夢洲」に変わったからである。ちなみに谷町線は行先の脚注が「方面行」の横にきている。
コスモスクエア駅
Osaka Metro・大阪市交通局の時刻表は路線別作成が原則であるところ、コスモスクエアと住之江公園は2路線を合わせた時刻表となっていた。それぞれ表面が当該路線、裏面が他方の路線となっていた。
毎回、片方の路線が改正すると、しれっと差し替えるというのが定番となっていたが、今回はニュートラムは前の時刻表の配布を継続(2024年3月印刷分のみの配布)。そして中央線ぶんは当然途中駅の形式に変更となっていた。
延伸開業の時刻表の扱い?
延伸開業ダイヤについて、大阪市交通局とOsaka Metroは全く取扱いを異にしている。
【例:民営化以前】
平成9年8月9日:長堀鶴見緑地線ダイヤ改正 大正~心斎橋・鶴見緑地~門真南間は回送扱い
平成9年8月28日:長堀鶴見緑地線延伸開業
平成9年12月11日:地下鉄中央線ダイヤ改正 OTS線は回送扱い
平成9年12月16日:ニュートラムダイヤ改正 OTS線は回送扱い
平成9年12月17日:OTS線(大阪港~コスモスクエア~中ふ頭)開業
平成18年3月21日:地下鉄中央線・近鉄東大阪線ダイヤ改正 生駒~学研奈良登美ヶ丘間は回送扱い
平成18年3月27日:近鉄けいはんな線延伸開業
【例:民営化以後】
令和6年3月23日:地下鉄御堂筋線・北急南北線 ダイヤ改正及び延伸開業
令和7年1月11日:地下鉄中央線・けいはんな線ダイヤ改正 コスモスクエア~夢洲は回送扱い
令和7年1月11日:地下鉄中央線・けいはんな線ダイヤ改正及び延伸開業
要は民営化以前は「既存区間を数日前にダイヤ改正のうえ試運転→開業区間は当該開業日」という形であったのに、箕面萱野延伸は二段構えをせず、今回の夢洲延伸はダイヤ改正を2回やっているという扱いになっている。
私が言っているだけと思われても困るので、Osaka Metroの記述を引いておく。
Osaka Metro は、2025年1月11日(土曜日)と2025年1月19日(日曜日)の2度に分けOsaka Metro 中央線のダイヤ改正を行います。
引用元:https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20241213_chuo_line_dia.php
そして上記の時刻表を見てもらえればわかる通り、既存区間も「2025年1月19日改正」と書かれている。
じゃあ過去の時刻表はどうかというと、延伸区間と既存区間を区別した記載になっている。
というわけで非常にニッチな話でした。
参考
なにわの地下鉄様 https://naniwa-subway.net/database/history_dia.html
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