京都市地下鉄 22年冬にダイヤ減便実施 京阪京津線も同時減便へ

2024年4月26日ダイヤ改正,京都市交通局

京都市交通局は27日、地下鉄のダイヤ見直しを発表した。これは元々予定されていたものである(参考記事参照)

ダイヤ改正実施日は12月17日土曜日。なお、京阪京津線のダイヤ改正(平日のみ、減便)も19日月曜日から実施が予定されている。

ダイヤ改正は、「京都市交通局市バス・地下鉄事業経営ビジョン【改訂版】」でも示されている通りである。これまでの施策に興味があれば読んでみるといいだろう。そもそも結構カツカツに経費削減を実施していたことがわかる。

改正内容はいたって単純で、両線ともに11時台から14時台の運転本数を合計4往復削減である。
現行ダイヤでは昼間は1時間あたり8本、7分30秒間隔であるところ、1時間あたり7本、運転間隔は8~10分の運転となる。(均等間隔であれば8分34秒程度になるので敢えて10分とあるということは不定と見込まれる)
10時台、15時台は通勤通学需要を考えて減便しない。また。ポケット時刻表は配布せず、各駅にて必要に応じ時刻表コピーを渡すとのこと。

利用者の減少幅は改善傾向にあるが、昼間に限れば依然として烏丸線は22%、東西線は11%のお落ち込みとなっている。(なお夜間は約6割程度の利用にとどまっている。)
ダイヤ改正により5名の乗務員削減を含め年6000万円の経費削減となる。

なお、京阪京津線のダイヤ改正は京都市の資料によれば朝6-9時台に2往復、夕方15時台から20時台は4往復の削減である。朝ラッシュは毎時5本、昼間は毎時3本、夕ラッシュは毎時4本のところ、その時間を短縮するものと思われる。特に夕ラッシュはほぼなくなるも同然のダイヤ改正となるだろう。
追記:ニュースリリースが出た。こちらのPDFを参照。削減本数以上のことは述べられていない。

これはダイヤ改正ではないが、東西線の3駅、烏丸線の2駅で有人改札をリモート化する。東西線は駅改札と駅務室が一体化しているため先行して今年11月から、烏丸線は来年4月からの実施としている。こちらも8名の人員削減を含め経費節減効果は年6000万円としているが、初期費用に9000万円かかるとしている。既にほかの無人改札で実施されているものを有人改札にも適用するというイメージでよいだろう。(曰く「今回のリモート化により、全31駅43改札口のうち、11駅14改札口がリモート対応改札口となります。」とのことである。)

参考: