JR四国 24年春ダイヤ改正 詳報

2024年4月26日JR各社/三セク国鉄

24年春ダイヤ改正詳報一覧はこちら

JR四国のダイヤ改正を見ていく。今回は盛りだくさんである。
2024年3月ダイヤ改正について

1.パターンダイヤの新規導入
2019年ダイヤ改正 牟岐線 徳島~阿南間 ニュースリリース
2020年ダイヤ改正 予讃線 高松口ダイヤ調整 ニュースリリース
2021年ダイヤ改正 土讃線 高知~土佐山田間
2021年ダイヤ改正 徳島線 徳島~穴吹間 ニュースリリース
2022年ダイヤ改正 高徳線 徳島~板野間
2022年ダイヤ改正 鳴門線 徳島~鳴門間 ニュースリリース 

そして今回もパターンダイヤが導入される。
1)高知ー伊野間
高知駅から11時~15時台は普通列車が6分発に揃えられる。また、19~22時台も6分発に揃えられている。そのほかも発車時刻がある程度統一されている。伊野発も11~15時台で毎時1本程度にはなっている。ただ、今までのパターンダイヤ導入線区に比べればかなり粗削りであることは否めない。
特急あしずりの停車駅も高知~窪川間である程度揃えるようである。あしずり5・10号は旭・朝倉の両駅に停車する。

2)高松ー引田間
こちらは高松ーオレンジタウン・引田間で毎時1本のダイヤになる。ただし、2時間に1本高松ーオレンジタウン間普通列車が運転される。また、特急列車の運転間隔をも整えられる(昼間の岡山発のうずしおだけどうしようもないという感じである)。
また、うずしお号も、昼間7往復(岡山発は除く)で、停車駅が統一され、高松・栗林・屋島・志度・三本松・引田・板野・池谷・徳島となる(昼間の岡山発着は屋島・引田・池谷通過)。

3)徳島線
2021年に導入されたパターンダイヤであったが、少し雑なところがあった。
今般のダイヤ改正で徳島~穴吹間で2本、徳島~阿波川島間で1本増発する。
徳島発下り列車は9時台以降22分・52分発(20時台以降は52分発)に統一される。阿波川島駅から穴吹方面もそのままかなり綺麗なダイヤになっている。
阿波川島発は11時台・16時台に穴あきがあったが、これも埋めたうえで毎時2本パターンダイヤが完成。穴吹発はそこまで代わり映えはしない。

2.指定席追加
南風で指定席を増やす。現在概ね全体の編成(所定3両or4両)に関わらず1.5両設定されている自由席を1両分のみに変更する。

3.しまんとの時刻変更
宿毛19:26発高知行あしずり18号を1時間繰り上げ、しまんと8号高松行として運転する。なお、あしずり18号は2022年改正までしまんと10号高松行として運転していたことから、その辺りの考慮が働いているのであろう(リリース)。宿毛駅からの高松行が2年ぶりに復活することになった(宿毛からの高松方面への最終が繰り下がることにもなる)。

4.徳島駅タクトダイヤ実施
徳島駅での発車時刻が全方面パターンダイヤになっている(高徳線はうずしおが23分発・普通列車が26分発、牟岐線は0分・30分、徳島線は22分・52分、鳴門線は58分発)。
これを活かして、徳島駅での乗り換えを最大限活かすタクトダイヤを実施する。複数の到着列車と複数の発車列車を纏めて相互に接続させるというものである。
また、これに合わせて徳島駅を直数する列車を11本から19本増やして30本にする。

5.減便・駅の無人化
特段明示的な記載はないが、予讃線、土讃線、高徳線、徳島線、牟岐線で特急・普通列車の削減、最終の繰り上げを実施する。
また、特急の停車する駅を含む11駅で無人化となる。