JR西日本 22年春改正 詳報その1 (近畿篇その1)

2024年4月26日JR各社/三セク国鉄,ダイヤ改正

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JR西日本のダイヤ改正の内容、今回は盛りだくさんと相成った。
複数回に分けて詳報する
2022年春ダイヤ改正について(JR西日本HP)

まずは朝ラッシュ時間帯。

ここに関してはまだまだ良心的というか、運転間隔の均等化をとにかく図っただけ、ともとれる。

JR京都線・神戸線の大阪方面について、新快速の本数は変更がない
とにかく運転間隔の平準化を推し進めることと、新快速の朝ラッシュ前の時間帯に本数を増やすことで通勤時間帯の増加(要は時差通勤)を推進したいのだろう。
普通電車に関しても同様で、8時前後の1時間について5分間隔での運転とする。ほかの改正項目に比べると(失礼ながら)誤差であると言える。
趣味の面からすると、三ノ宮駅から西明石方面に「※一部普通電車は加古川行きから西明石行きへ変更となります。」とある。これは207系321系の普通電車が加古川迄乗り入れる本数が減ることである。
現状は4本だが、これが2本になる。
また同形式の草津乗り入れもなくなる見込みである。同時刻の列車が高槻行きとなっている。

一例として高槻から大阪方面の時刻一部抜粋。ダイヤの平準化を感じてほしい
画像1

宝塚線について。快速が1本減となっているが20分3本サイクルを実施するため、むしろ利便性は向上するともいえる。混雑の平準化は図れる。

同様のことは大阪環状線でも言える。最ラッシュ時間帯のダイヤが4分間隔となっている。現状だと5分以上運転間隔が空く(これは環状線が大和路・阪和各線から直通を受けているからである)。それを是正したと言える。
しかし気になる事項として大阪を7~8時台に出る区間快速奈良方面行がなくなっていることである。
以下の画像で比較をしてほしい 上が改正後、下が改正前である
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たほう大和路線、阪和線は本数がかなり減らされたように思われる。
大和路線は12分サイクルに快速、大和路快速か区間快速、普通の3サイクルに、阪和線は快速に関して直通快速大阪行きと快速天王寺行きが6分毎交互となる。

次いで特急列車に関して
特急はるかは1往復の運転を再開した。
くろしお・はるかの天王寺方面は時刻調整の結果日根野・和泉府中からの天王寺・新大阪方面への運転間隔をだいたい均等化した。天王寺着に関しては24分間隔となっている。

特急指定席の増加は過去の記事を参照。
Aシートの全車指定席化は少し予想外であった。もとは着席定員制にして車内精算だったところを実質的にはびわこエクスプレスやラクラクはりまなどの通勤特急を保管する役割を一部で持たせるようだ。(特に平日の新快速2号大阪方面野洲行は姫路駅7時34分発、大阪駅8時46分発である)

次は昼間時間帯の削減について…以降は問題が大きいので別の記事で扱いたい