GWの利用回復を比較 明暗分かれる状況に

2024年4月26日未分類

2023年のゴールデンウィークの利用状況を2018年と比較したものがJR各社から出されている。
「需要は9割までしか回復しない」という見立てや、「今までに増して混雑している」というのもあったが取りあえずみていこう。
参考資料は各社ニュースリリース。

該当列車につき複数の数値がある場合は広い区間を指すものを優先した。利用者ベースの人数であるので以下の注釈にはご留意願いたい。
東海道新幹線、北陸新幹線、山陽新幹線は充分回復したものと思われるが、他方でこうのとり、つがる辺りに関しては少し心配な数値まで落ち込んでいる(運休等が発生しているのならば仕方があるまいが…)

2018年比 該当列車
111%以上 踊り子(111)、伊那路(112)
106~110%
101~105% 東海道新幹線のぞみ(103)、サンライズ号(海区間)(103)
96~100% 北陸新幹線(東区間)(96~97)、中央東線(100)、東海道新幹線ひかり(98)、山陽新幹線(96)、西九州新幹線(102)
91~95% 上越新幹線(94)、常磐線特急(93)、東海道新幹線こだま(93)、しらさぎ(92~93)、しなの(91)、南紀(91)、サンダーバード(93)、スーパーはくと(95)、しおかぜ(93)、南風(92)、うずしお(93)、マリンライナー(91)、九州新幹線(91~93)
86~90% 東北新幹線(86~88)、山形新幹線(86)、いなほ(86)、ひだ(88)、ふじさん(88)、はるか(87)、スーパーおき(86)
81~85% 北海道新幹線(82)、北斗・すずらん(82)、カムイ・ライラック・オホーツク・宗谷(83)、おおぞら・とかち(83)、秋田新幹線(81)、成田エクスプレス(84)、しおさい(81)、わかしお(82)、いなほ(82)、ふじかわ(80)、山陰線京都口特急(81)、くろしお(82)、スーパーいなば(83)、宇和海(81)
76~80% 草津・四方(77)、さざなみ(78)、しらゆき(79)、やくも(80)、はまかぜ(77)、しまんと・あしずり(高知以西)(80)、長崎本線(78)、日豊本線(79)
71~75%
66~70% リゾートしらかみ(66)、こうのとり(69)
61~65% つがる(64)

※「踊り子」には2023年数値に「湘南」を含む(比較10日間中平日は3日)。
※「中央東線」には2023年数値に「富士回遊」を含む。
※山陽新幹線は区間によって種別の利用状況が異なる。新大阪~西明石ではのぞみが99%、ひかりが86%、みずほが84%、さくらが99%、こだまが77%。新山口~小倉では同じ順で97、87、91、101、88%。
※四国の特急は瀬戸大橋線の数値。予讃線(しおかぜ・いしづち)は89%、土讃線(南風・しまんと)は88%、高徳線(うずしお)が93%
常磐線特急の中で顕著な区間として、高萩~いわきは2018年比110%となっている。

ついで、駅についても見ていこう。蘇我駅はイベントの影響だが、前年比でも126%である。

2018年比 該当駅
111%以上 成田空港・空港第2ビル(118)、蘇我(152)、松島海岸(131)、大阪(111)、三ノ宮(112)、鳥取(140)

宮島口(117)

106~110% 東京(107)、京都(109)、松江(109)
101~105% 仙台(101)
96~100% 新千歳空港(100)、天王寺(99)、下関(100)
91~95% 郡山(97)、岡山(96)
86~90% 山形(90)
81~85% 札幌(84)、舞浜(85)、海浜幕張(82)、福島(84)、会津若松(82)、米子(85)、広島(84)
76~80% 新宿(78)
71~75%

なお、JR東日本の近距離利用(ICカード)は2018年比で95%、JR西日本京阪神地区は2018年比109%(9日間での同曜日比較)としている。JR東海も近郊区間の利用者を出しており、関西線が110%、中央線が92%、東海道線岐阜方面が89%、豊橋方面が85%、静岡地区が84%。

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