室蘭線 スピードアップでダイヤ改正!
JR北海道は過日より予告していた通り5月20日にダイヤ改正を実施する。
主な対象区間は苫小牧~室蘭間普通列車で大幅にダイヤが変更される(札幌直通の列車も時刻変更がある)。
キハ143系気動車を737系電車に置き換えてスピードアップを図る。苫小牧~東室蘭間では平均所要時間が9分短縮となる。同区間ではH100系1往復、糸井~苫小牧間の気動車1往復を除いて全て電車化される。
全てロングシートとなるが座席数はほぼ変わらないまま(2両96席から2両93席)で、通路を広めに取ることで通勤通学時間帯の混雑緩和を目的とする。
ニュースリリース内には苫小牧・東室蘭での接続列車が増えるとの記載があるが、実例を発見できていない(今まで数分の差で乗り換えれなかったようなものがあるのであれば明示しているだろう)。
また、苫小牧ー糸井間のシャトル列車が一部消えているようである(現行苫小牧15:08発など)。その他、スピードアップをしたために時刻の繰り上げ、繰り下げをしているのみならず、行き先の順序を入れ替えたり、直通を増やしたりなどしているようである。
例えば、
現行ダイヤ:東室蘭18:50発荻野行と糸井発苫小牧行(20:04着)
改正ダイヤ:室蘭発苫小牧行き(東室蘭19:09発、苫小牧20:06着)
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さて、JR北海道の線区整理も第一段階は根室本線富良野ー新得間の廃止の届出を済ませひと段落している。2016年の資料での「赤・茶線区」は全て廃止となり、新幹線の並行在来線区間についても廃止等の指針が示されている。今回電車が新造導入される室蘭本線は「当社単独で維持可能な線区」である「黒線区」である。なお、今後JR北海道との論議が進むのは「黄色線区」で、上下分離などの方策を求めていこうとするところである。
(文量が足りないので付け足した次第)
参考:
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