京都市営地下鉄 運賃改定を回避へ

2024年4月26日京都市交通局

京都市交通局は25日、運賃改定を検討していたところについて、地下鉄は回避するということとなった。

もともとの状況としては
・地下鉄30円(改定率8%)
・バス 20円(改定率7%)
とする予定であった。

しかし地下鉄については利用者の推移が想定を上回っていたこと(令和4年においては30.4万人想定のところが33.7万人実績見込み※令和元年度は40万人)に加えて、借金の返済についての先延ばしが効く範囲がバスに比べて広いことから、これが回避されることとなったようである。
ただ、借金の先延ばしであることには変わらないために、今後の動向を注視する必要がある。

他方で、市バスについてはそもそもの経常収支を改善する必要があり、運賃改定を見込む必要が依然としてあることとなった。
尚市バスについては、「今後の市バス路線・ダイヤの考え方」がちょうどパブリックコメントを終えたところで、今後令和6(2024)年春のダイヤ改正でこれらが反映されるところと見込まれている。
「今後の市バス路線・ダイヤの在り方」(素案)に対する市民意見の募集について
京都市バスの路線・ダイヤの在り方に関する検討委員会

参考(過去の検討状況):