11月旅行記Day2 【移動ばっか!】

2024年4月26日旅行記

【お詫び】太宰府駅・太宰府天満宮につき、「大宰府」と表記していました。お詫びして訂正いたします。

Day2 11月19日日曜日
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↑多分人生で初めてお食事券を見た

6時20分小倉駅に着いた。ここから「みんなの九州きっぷ北部九州版」を使って2日間乗れる限りの特急に乗っていく。指定券は6回まで取れるとのこと。早速選んだのが1日1本しかない小倉始発宮崎空港行きのにちりん…
ではなく門司港発武雄温泉乗り換え長崎行きリレーかもめ/かもめ9号である。と思って券売機を操作すると「小倉→武雄温泉」は指定席が満杯となっていた。仕方なく武雄温泉ー長崎の指定席特急券(これも僅少で、通路側しかなかった)のみ引換。せっかく乗り換え指定券をやってみようと思ったが残念だった。

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↑リレーかもめの1本前、かささぎ

田川後藤寺行きのいかにも国鉄型なキハ147を見送ってリレーかもめに乗る。
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↑キハ147系。いかにもJR九州という配色
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車両の行先案内が詰め詰めである。どうやら8両編成のうち1両がグリーン車、3両が普通車指定席とのことで、そりゃ指定席が取れないわけだと後から妙に納得する。車掌さんにお願いして検札印を新幹線特急券に押してもらった。
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↑つばめて…
こまめに停車する駅ごとに検札をしていかれていた。このリレーかもめ9号は博多までは丁寧に戸畑、黒崎、折尾、赤間、福間と止まるのに対し、博多を過ぎると二日市や肥前山口改め江北を通過するといった列車であった。武雄温泉ではJR九州お得意の対面乗り換えである。新幹線側のホーム柵と列車までの距離が広いために車両側面もよく観察できた。皆が皆写真を撮るもんだから3分も乗り換え時間があるというべきところが3分しかないと言わざるを得なくなった。
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↑JR九州お得意の新在対面乗り換えである。
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↑武雄温泉。向こうにN700Sが見える。

座席にテーブルがない、かとおもえばひじ掛けの下から小さいのを出してくるタイプであった。わずか30分の間に停車駅3つを挟むのだから忙しいことありゃしない。
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↑車両端からでも電光掲示板が見やすい。
終点長崎には9時50分の到着である。何かしらのイベントを準備していたところのようである。

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↑駅ピアノ…?

ここから乗ってみたかった列車に乗る。シーサイドライナーである。こんなところにまだ快速があったんだと言う喜びをもってである。今回は「やさしくて ちからもち」ことYC1系ハイブリッド気動車3両ワンマン運転に乗車。3両・4両ワンマン運転はすべてのドアが開くそうである。現在シーサイドライナーは「諫早ー早岐」で速達運転する快速と、「長崎ー竹松」で速達運転をする区間快速の2パターンとなっている。元々は快速のみで、しかも長崎ー早岐で速達運転をしていたが、あれよあれよとの間にこの形態になった。所要時間は結局あまり変わらない。
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↑でかっ…
佐世保まで乗車する。途中大村湾がよく見える区間があった。しかしあいにく曇りであったためにそれ以上どうこうすることにも至らなかった。また、乗客もそこそこ、具体的には席数がほとんど常に埋まるくらいの乗客数を全区間保っていたように思う。JR総研の方々が後ろに乗り込み電波状況を調べていたようであるが、そんなことに気が付いたのはハウステンボスについてからであった。ハウステンボス駅は早岐方面に切り欠きが1面、そして通しのホームが1線となっている。
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↑ハウステンボス。向こう側に特急電車が停車していた。ちなみにこの横にJR総研の方がいらっしゃいました。
日宇、大塔と過ぎて佐世保に至る。
次のみどり30号まで40分しかない。駅弁をと思ったが、駅弁自体売っていなかったので駅前の佐世保バーガーを出来立てで買って持ち込む。松浦鉄道なんか覗きに言ったりしているとちょうどいい頃合いの時間になった。
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↑松浦鉄道のホー
ムへ。
特急みどりは半室グリーンの関係で車両真ん中にドアがあり、1両ごとに2部屋できる。そしてその状態で佐世保から早岐までは逆方向に椅子を向けたまま運転する。ハウステンボスからやってきた特急ハウステンボス30号(ハウステンボスー早岐はワンマンらしい)で博多まで向かう。

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↑併結した雰囲気が見えねえが…

予定だったのだが、5分早くつくらしいことをいいことに途中の新鳥栖で降りて九州新幹線で博多へ。
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↑向こうに見えるのが在来線乗り場である。そりゃまあ新幹線側にだけ切符売り場があるのも納得。在来線改札口でも駅員は居た。
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↑めっちゃ鴨東線やんって思ったのはきっと僕だけ
つばめ号はこれもまた6両編成だからかかなり混んでいた。
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↑公衆電話が無くなっている。かなしい。
福岡市営地下鉄に乗り換える。空港行とは逆の姪浜方面へと向かう。目的は西鉄・太宰府である。太宰府までの往復と梅が枝餅の引換券の企画乗車券を買っていざ天神へ。(というか天神の地下鉄ー西鉄乗り換えがあまりにも長かった、阪急と御堂筋でもこんなに歩いていない…はず)

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↑西鉄の駅でこんなものを見掛けるとはね…

西鉄特急で15分の二日市から太宰府行きの乗り換えて参道へ、ようやく参拝が出来ると思って行けばそれはもう人でごった返していた。学問の神様というのにカップルで来ていたような(決してやっかみではないつもり)…なんてことはさておき、道真公の資料館と、宝物殿へ。そもそも学生料金が割安なのに先のきっぷで団体料金にまで割引いてくれた。

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↑お得!!

帰ろうとしたら福岡の酒と銘打って試飲会と即売会をしていた。少し飲ませて頂いたりした(これは本当に予定外)。何か買おうかと思案したらどうやら終了間際だったらしい。断念して参道を引き返す。梅ヶ枝餅の引換をして食べつつ駅まで戻る。
そうこうして西鉄を引き返すと今度は急行に乗車。福岡の人は混雑時ドア間から中に入らない習性であると噂には聞いていたがどうやら本当だったようである。

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↑2,3,4ドアが全部来るという。不思議なもんだ。

さてこれでひとまずおしまいと行きたかったのだが、腹ごしらえをしていない。そう船で受け取ったクーポンを使い切っていない。使える店でラーメンをということで、キャナルシティにバスで向かう。久留米発祥の豚骨ラーメンということで替え玉もつけて頂いた。これまたすごいことで結構すぐ出てきた。

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キャナルシティから博多駅まで歩く。JALのCAらしき姿の人を見かけた。そら空港まで2駅であれば博多に居てもおかしくはないか。駅はもう既にクリスマス気分になっていた。まだ11月ですぜ…

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↑こうやって心を抉って来るのやめてもらえますか!!!

最後乗れるだけ乗る方針で久大本線の特急ゆふに乗る。観光列車のほうではなく、1日3往復運転のキハ185系によるものである。なんとこれ、鳥栖から先はワンマン運転で、放送もすべて自動音声のみだし、検札も来ようがない。不思議なもんである。
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↑キハ185系。ワンマンの表示も見える。
駅で精算にしても駅も無人駅が多そうだしなんともまあ奇妙な話。先発の快速電車が踏切で支障したかで8分の遅れをもって久留米を出発。となるとこっから回復運転をしていた。キハ185系の老体に鞭打ち怒涛の運転である。大分まで3時間。利用者はそこまで多くなく、いや少なく、2両合わせて10人もいないのが実情である。
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↑天ヶ瀬駅。乗っててたのしい
それもそうで、大分駅着が21時39分だから仕方ないと言えばそうである。天ケ瀬で博多行きゆふ号と、豊後森で日田行きのラス2と離合する。えてして、大分に着く。停車駅ごとにとりあえず外に出てみたりしながら様子をうかがっていたのだが、もはや汽車に乗っていることだけで、これは久大本線再履修の可能性が非常に高い。大分でこの日の旅を終える。
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↑大分駅