京急が大改正 昼間に特急が走る

2024年4月26日ダイヤ改正

京急電鉄は24日ダイヤ改正を発表した。曰く、「23年ぶりの大幅ダイヤ改正」である。改正日は11月26日土曜日。
11.26 京急線が23年ぶりの大幅ダイヤ改正を実施します

もくじ

①昼間パターンダイヤの変更
②朝ラッシュの変更(モーニングウイング号など)
③土休日の変更
④始発・終電関係の変更

①昼間パターンダイヤの変更

①まず、昼間のパターンダイヤが大幅に変更される。
まずはもう図をみてもらった方が早いだろう。なお、ニュースリリース記載から読み取れる限りのデータであるため不正確なところがあるかもしれないのであらかじめご容赦願いたい。
なお、土休日については「久里浜」となっているところは「三崎口」と読み替える。
画像1

まず、三崎口~浅草線直通に関して、昼間の半数を特急に変更する。
次に横浜方面から羽田空港方面はエアポート急行を半減させる。(逗子方面は普通で補填)その分については接続の改善によって利便性を維持する。
また、浅草線~羽田空港方面は半数を特急に変更する。
本数の変遷はこの通りなのだが、これで特急停車・快特通過駅以外でメリットが出るのが実は普通電車のみの停車となっている駅である。つまりこまめに止まる特急との乗り換えで主要駅への行きやすさが変わってくるというわけである。ニュースリリースには梅屋敷から品川への乗り継ぎにより所要時間短縮が図られる例が載っている。
快特と特急の混雑度の差が出てきそうだが、またこれはダイヤ改正を見守っていくほかないだろう。
エアポート急行のみ停車・特急通過となっている駅は割を食った改正内容となる。

②朝ラッシュの変更(モーニングウイング号など)

朝ラッシュの変更として大きいのはモーニングウイング号である。最終5号につき、三浦海岸7時56分発品川9時20分となっているところを三浦海岸7時28分、品川8時53分へと繰り上げる。実はモーニングウイング号、朝ラッシュに関しては3号との間に2時間近く開いていた。(3号は三浦海岸6時9分発)朝ラッシュど真ん中に突っ込める着席列車ができたことになる。
そのほか通勤時間帯(8時台に品川着・品川止めとなっているもの5本)の快特を特急にする変更のほか、12両運転の一部取りやめ、羽田空港行き特急の取りやめが挙げられている。特に横浜方面から羽田空港方面は全ての特急が8両編成となる

③土休日の変更

土休日の変更点は京急久里浜~三崎口に関して10分間隔での運転を維持する一方で、19時台以降については久里浜以南は半減させる(20分間隔化)とのことである。結構シビアな改正と言えるだろう。
また19~21時台の浅草線→羽田空港方面のエアポート急行を一部快特に変更する。現行の羽田空港はエアポート急行10分間隔であるところ、これを快特との交互運転にする

④始発・終電関係の変更

始発に関して、蒲田から羽田空港へ、1本目が快特であったところを各駅停車に置き換える。
終電は羽田空港から品川方面の終電を8~12分繰り上げる(平日・土休日共)。その他終電付近に関して行先の振替などが発生している。