京都市交通局 22年春ダイヤ改正実施

2024年4月26日ダイヤ改正

京都市交通局はバス・地下鉄ともにダイヤ改正を実施する。
これは財政再建の一環で、「事業経営ビジョン」で既に実施をきめていたものである。

ダイヤ改正日は3月19日土曜日、JR等とは一週間ずれる。

まず市バスについて
①急行系統の休止
これはすでに2020年4月から続いていたものであるが、恒久的な休止となる。京都岡崎ループも同様である。これはその他の系統でh間で切るからというのが理由だそうである。
(100系統毎時6本、101系統毎時3本、102系統毎時2本、105系統毎時4本程度、106系統毎時0~1本、京都岡崎ループ50分間隔) 

②深夜バスの廃止
こちらも運休が続いていたがこれを廃止する。深夜バスは運賃が倍額になるものであった。また、普通の系統の最終より2時間近く遅く運転されるものであった。
(17系統京都駅前24:00発、205系統京都駅前24時発、204系統烏丸北大路24時45分発、特西3系統桂駅西口24時発)

③昼間ダイヤの減便 特に本数が多い系統に関して運転間隔が2~10分程度増加する。
1時間に1本程度の路線(30本未満)は減便しない。減便本数はかなり均等に実施することを心がけているように感じられる。
最大の減便本数となるのは205系統。毎時8本から毎時7本に減便、片道11本の削減となる。
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④京都バス、西日本JRバスとの共同運行
北3系統、86系統、快速205系統で民間事業者との共同運行となる。それぞれ京都産業大学、梅小路の京都鉄博、立命館大学が関係する路線になっている。

このほか西大路九条停留所の新設と、「上終町京都造形芸大前」停留所が「上終町・瓜生山学園 京都芸術大学前」停留所に名称変更となる。(3系統の一部折り返しの終点のため、方向幕に出てくることになる)

次に地下鉄について。10年かかった利用者の増加が結局全て吹き飛んだ。ダイヤ改正ごとに運転本数の増加を図っていたが今回21時台以降烏丸線、東西線ともに2往復の減便を行う。運転間隔はこれで2~4分程度拡大することになる。
なお、秋には昼間時間帯に烏丸線、東西線ともに4往復の減便を行い、毎時7本ダイヤに変更予定である。なお、京阪京津線直通電車の本数に変更はない。
これとは別に烏丸御池駅での全列車乗り継ぎ(シンデレラクロス)を現行23時55分発に加え、その1本前になる23時33分発でも実施される。

とにかく朝ラッシュ時間帯に関しては市バス・地下鉄ともに死守することがわかる。しかし、需要に合わせたダイヤということはともかく、経営状況の改善にどれほど寄与するかは一考の余地がありそうだ。

参考: