【22春改正】嵯峨野山陰線 半減減便?? (園部ー亀岡間)

2024年9月25日未分類

JR西日本の減便に関して、また重要な報道を見つけた。京都新聞の記事である

嵯峨野山陰線の園部ー亀岡間で減便を行うかもしれないということである。
現状嵯峨野線の運転本数を概略するとこんな感じ。
この太い四角で囲んだ部分を減らすかもしれないということである。
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昼間の毎時2本から1本への減便は琵琶湖線米原ー長浜間、赤穂線と山陽本線播州赤穂ー網干間などで21年秋に実施されている。

しかし京都新聞の記事にある通り昼間時間帯のみであるとするとラッシュ時間帯との本数の均衡が失われそうだ。
となれば理由があろう。この区間の鉄道利用者の令和元年度の鉄道利用者数と毎時2本の列車運転となる学研都市線とJR奈良線の乗車人員と定期券利用者率も調べてみた。その表が以下
(参考とあるのは快速停車であったり折り返しなどで片方向に本数が多い駅です)


嵯峨野線 乗車人員 定期率
参考 亀岡 8773 69.1%
並河 3266 73.4%
千代川 2159 75.9%
八木 1444 71.7%
吉富 502 75.4%
園部 4527 71.8%
片町線
西木津 461 66.7%
祝園 2335 69.7%
下狛 458 71.9%
JR三山木 1072 59.8%
参考 同志社前 4650 79.6%
奈良線
上狛 384 70.7%
棚倉 554 69.8%
参考 玉水 965 67.9%
山城多賀 450 66.5%
山城青谷 924 69.1%
長池 1214 60.0%
参考 城陽 3450 68.5%

全体的に嵯峨野線のほうが定期券利用者が多いのが分かる。(同志社前駅が8割近いのは同志社大学田辺キャンパスが近いため)
そのため乗車人員が多くとも、朝夕時間帯の本数さえ多めに確保できれば(実際以下の通り確保できている)、昼間の本数は少なくても済むことになる。そこに着目されたのだろう。

出典:京都府統計書(令和元年度分)
http://www.pref.kyoto.jp/tokei/yearly/tokeisyo/ts2019/tokeisyo201910.html

園部駅から京都行きの時刻を書き出した。四角囲みが大体の対象列車になるだろうが定期券利用者が多いと思えば納得だろう(橙色は快速で亀岡から先で通過駅がある)
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