【21春改正】JR福知山支社減便の考察
2021年ダイヤ改正でJR西日本は空前規模の減便をした。
しかし福知山支社だけは減便の喧伝はなくむしろ本数が増えているという触れ込みであった(特に播但線と山陰線)あとは快速を廃し、社内は全て各駅停車としたこと、ICOCAエリア拡大(数年前から準備)がある程度であった。(終電が消えるくらいはあるとは思っていたが…)
と、思っていたら実は結構なレベルの減便をしていたようである。今回は今更ながら各線それを見ていく。(なお原則特急列車について言及していないあしからず)
・山陰本線①(園部ー福知山)
今まで毎時1本の運転となっていたが、昼間2往復、夕方1本を胡麻ー福知山間でカットされた。
なお、旧来の園部ー胡麻間シャトル列車は一応減らされていなかったが、下記太字列車4本は秋改正から土休日運休となった
また上り京都方面終電に関しては繰り上がった一方で、元々連絡していた園部発列車ごと繰り上がっている。
参考:園部ー胡麻間シャトル列車(京都方面直通含む)
園部発6:00、6:49(21年春改正から土休日運休)、8:52、10:46(21年春改正で胡麻福知山間短縮)、13:46(同前)、17:48、18:49(21年春改正で胡麻福知山間短縮)、19:52(21年春改正で減便)胡麻発6:49、7:18(21年春改正から土休日運休)、9:19、11:45(21年春改正で胡麻福知山間短縮)、14:45(同前)、18:14、19:21(21年春改正で20時20分発から変更)
・播但線
電化区間に関して増発を行い福崎ー姫路間は完全毎時2本となった。が、その先福崎ー寺前間に関しては触れられていなかった。調べたところ、非電化区間の減便(2往復を1往復に統合)を受け、連絡列車である昼間1往復を減らして結局綺麗な毎時1本のダイヤが確立された。また、終電も繰り上がりこそすれ、その分直前に補填されている。播但線非電化区間は昼間2時間に1本になっている。(朝ラッシュの豊岡直通は大きいが…)
(姫路方面赤○は和田山方面からの連絡を受ける列車)
・舞鶴線
福知山方面はラッシュ時間帯が10分続行したりする割には昼間1往復減便となり、朝夕と昼までの本数がかなり異なることになった。一応通勤時間帯の過密具合は土休日運休で対処したようだ。
上り18本下り17本→上り17本(-1本土休日運休)下り16本
・福知山線(福知山ー篠山口)
一応終電の繰り上げのみの様相である。なお篠山口行き最終は改正前は大阪方面に連絡していなかった。(下りは終電2本を組み合わせてその間にあった篠山口止めの丹波路快速が福知山まで伸びた)
・山陰本線②(福知山ー豊岡)
こちらも本数がじりじり減っている。2往復削減。(和田山ー豊岡間は朝に播但線直通の1往復が追加)
豊岡からの上り、夜間は運転間隔を均等化したようである(こういうことこそニュースリリースで言えば良いのに)
・山陰本線③(城崎ー浜坂、参考:浜坂ー鳥取)
県境に近づくほど本数が減るというのはJRの特徴である。が、浜坂-鳥取間は浜坂-香住間より多い。支社の違いによって姿勢の違いが出ているのか。(浜坂→鳥取だけ22時発特急はまかぜ5号だけなぜか書きました)
なお、21年秋改正で浜坂発鳥取行きは22時44分発に繰り上げられる(豊岡方からの接続を円滑にするため)
参考:改正前、豊岡・城崎ー香住は29本、浜坂まで11往復、浜坂ー鳥取間15往復(+特急1往復)
改正後、豊岡・城崎ー香住は14往復、浜坂まで10往復、浜坂ー鳥取間14往復(+特急1往復)
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