名鉄線ダイヤ改正 2021年10月
名古屋鉄道は21年8月11日、10月30日をもってダイヤ改正をすることを発表した。
まず冒頭に、
なお、今後、旅客需要が回復局面にあると判断した場合は、柔軟にダイヤの再構築を図ってまいります。
とある。この辺りは他社と異なるようにも思われる。そもそも中小私鉄が複数社がルーツとなっている区間があるのでその辺りの精神が息づいているのであろう。(他社であれば、今後も旅客運輸の需要がそこまで増えない/戻らない前提で考えているようである。無論どちらの考え方も会社としての戦略として考えられうるものであるし、これだけをもって会社の戦略に優劣をつけるべきではない)
恐らくこの「柔軟にダイヤの再構築を図」るという考え方は2021年5月にダイヤ改正をしてすぐのリリースであることから明らかであろう。(なおそれまで、特に2010年台はダイヤ改正がかなり少なかった)
(一応 これ は21年5月のダイヤ改正の際の記事です。合わせてご参照ください)
以下、各線区でのダイヤ改正内容であるが、基本的に減便改正である。①~③は昼間時間帯、④~⑧は深夜帯、⑨は昼間時間帯(減便ではない)となっている。
①豊川線:昼間(11時~14時台)
現行:毎時4本
→改正:毎時2本
(参考:21年5月ダイヤ改正前は昼間は名古屋本線と直通電車であった)
②尾西線(名鉄一宮~津島):昼間(10時~14時台)
現行:名鉄一宮~津島で毎時4本
→改正:名鉄一宮~森上は毎時4本、森上~津島は毎時2本
③各務原線(名鉄岐阜~犬山):昼間(10時~14時台)
現行:名鉄岐阜~犬山で毎時4本
→改正:名鉄岐阜~三柿野で毎時4本、三柿野~犬山で毎時2本
④名古屋本線(名鉄岐阜~須ケ口間普通電車:平日)
現行:21時台 岐阜発で3本、須ケ口発で4本
→改正:21時台 岐阜発で2本、須ケ口で3本 (1往復削減)
⑤竹鼻線(新羽島~笠松間普通電車:平日)
現行:21時台 新羽島発で4本、笠松発で3本
→改正:21時台 新羽島発で3本、笠松発で2本 (1往復削減)
⑥竹鼻線・名古屋本線(新羽島~名鉄岐阜間普通電車:土休日)
現行:21~22時台 名鉄岐阜直通が2本
→改正:笠松止に短縮
⑦豊川線(平日)
現行:21時台 国府発普通電車2本
→改正:21時台 国府発普通電車1本 (註:改正前後ともにこのほか準急電車2本)
⑧広見線(新可児~犬山間普通電車)
現行:22時台新可児発で2本、犬山で発4本
→改正:22時台 新可児発1本、犬山発で2本 (1.5往復削減)
⑨瀬戸線:昼間(10~15時台)
現行:準急2本、普通4本
→改正:準急0本、普通6本
(参考:21年5月ダイヤ改正前は急行2本、準急2本、普通4本+栄町~尾張旭間で2本)
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