南海線・高野線 最終繰り上げダイヤ改正 (2021年5月予定)
南海電鉄は3月11日ニュースリリースで南海線・高野線の最終列車繰り上げを2021年5月予定で実施することを発表した。なお、実施予定日は南海線ダイヤ改正時とあり、注釈に「※南海線ダイヤ改正の詳細内容につきましては後日発表します。」とあることから南海線に関してはさらなるダイヤ改正を発表する見込みである。
https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/210311_1.pdf
阪急阪神とは異なり最終繰り上げが5月となったのは南海線の期初の改正に合わせるとして特段勘ぐる必要はないだろう。(京阪も今年1月末に改正している)
さて変更内容であるが、両線ともに平日土休日共通で、
１)南海線 難波駅24時25分発住之江行き普通列車の運転取りやめ
→最終は普通：難波駅24時00分発羽倉崎行き、急行：難波駅24時08分発泉佐野行き(堺で左記普通車に連絡)
２)高野線 難波駅24時25分発堺東行きの各停列車の運転取りやめ
→最終は各停：難波駅24時00分発千代田行き、区間急行：難波駅24時10分発三日市町行き(堺東で左記各停に連絡)
となっている。
なお、難波方面の最終繰り上げについての記述はない。また各線の難波行きの一番電車はそれぞれ住之江、堺東駅発の電車となっている。このためこの列車の運転を取りやめたことで目的として書かれている「最終列車運転時刻の繰り上げによって、最終列車後に行っている線路や電気施設の保守等にかかる作業時間
を拡大し、夜間作業を効率的に行うこと」がどれほど達成できるかは未知数である。
ただこの2列車は
東京21時24分→のぞみ265号(新大阪行き最終)→新大阪23時45分/47分or56分→御堂筋線(なかもず行き)
→なんば24時01分/11分
に連絡しているわけではないことは付け足しておく。
個人的にはダイヤ改正でポケット時刻表と冊子の時刻表が配布されなくなることを恐れています…