<まとめ>列車番号1の列車たち

2024年10月1日JR各社/三セク国鉄

鉄道会社が各列車に割り振っている列車番号。JRでは臨時列車に9000番台割り当てるなどという一定の法則性があるがではこの中で1番つけるものはどれほどあるだろうか。当然1をつけるのであるから、かつてであればブルートレインが背負ったように、フラッグシップたる列車であることは言うまでもないだろう。(ただ純然な列車番号1は存在せず1+アルファベットとなる)

100の位に0をつけるのは特急が原則であるので列車番号に1がつくのは必然的に特急に限られてくる。以下これを始発駅を発つ時刻順に並べる。なおダイヤはこの記事が書かれた時点(2020年12月時点)のものである。(私鉄線だけを通る列車はここでは割愛している(例:名古屋鉄道ミュースカイなど)。どこかでまとめる機会があれば記事にする予定である)もし漏れがあればお教えいただけれだ幸いです

列車番号 線区 種別 列車名 始発 時刻 終着 時刻 両数
1A 東海道山陽 新幹線 のぞみ1号 東京 6:00 博多 10:52 16両
1D 函館 特急 北斗1号 函館 6:02 札幌 9:50 7両
1M 御殿場 特急 ふじさん1号 小田急新宿 6:40 御殿場 8:13 6両
1M 常磐 特急 ひたち1号 品川 6:45 いわき 9:18 10両
1M 中央 特急 あずさ1号 新宿 7:00 松本 9:38 12両
1M 予讃 特急 しおかぜ1号 岡山 7:22 松山 10:06 5両
1M 北陸 特急 しらさぎ1号 名古屋 7:50 金沢 10:48 6両
1M 羽越 特急 いなほ1号 新潟 8:22 秋田 12:03 7両
1D 播但 特急 はまかぜ1号 大阪 9:38 浜坂 13:09 3両

以上9列車
さて列車番号1のつく列車にはいくつかの特徴があげられる。
・主要幹線を通る傾向がある。
ここに挙げている列車で”本線”を称していない区間を主に通るのは常磐線のひたち、小田急小田原線と御殿場線を通るふじさん、予讃線のしおかぜくらいであるが常磐線は歴史的経緯で”本線”になっていないし、御殿場線は旧東海道本線だし、予讃線は民営化前は本線であったから主要幹線を通っているというのは誰もが認めるところだろう。

・その線区や会社を代表する列車である傾向にある。
のぞみは言うまでもなく、北斗、ひたち、あずさ、しおかぜは看板列車としての使命を充分背負っているといえよう。

・歴史がある列車につけられる傾向がある。
はまかぜは播但線を通り大阪と北近畿さらに山陰地区を結ぶ列車の系譜を引き継いでいるし、北斗であれば青函連絡船があった時代、函館を中心としたダイヤを組んでいたことにも因果があるであろう。ひたちなども同様である。

・他の鉄道会社と直通している傾向がある。
まず番号の小さいほうから埋めるという考え方をすればそのほうが都合がよいのだろうか。北陸本線であればサンダーバードにではなくしらさぎについているというのも何かしらの理由があるだろう。そしてほかの鉄道線と直通するということは長い距離を走っていることも多少なり相関しているだろう。
JR東海の在来線を通る2列車(ふじさん、しらさぎ)はどちらも自社の車両ではないし、JR四国も自社完結で該当する列車はない。

・JR九州には該当する列車がない。
これはなんででしょうね…

もちろん上の全列車にあてはまるわけではないがこんなところであろうか。栄光の1番を背負う列車を見届けていきたいものである。