北陸新幹線敦賀開業ダイヤを公表

2024年4月26日JR各社/三セク国鉄

JR西日本とJR東日本は北陸新幹線の運行計画の概要を発表した。

北陸新幹線 金沢~敦賀間開業に伴う運行計画の概要について

まず、開業日は2024年3月16日土曜日となった。種々のJRダイヤ改正もこの日に恐らくなるのだろう(cf.北大阪急行の延伸開業は3月23日)。

概要を見る。ざっくり言うと、東京からの直通列車である「かがやき」「はくたか」と、富山以西の運転で、敦賀で在来線と接続することを意識した「つるぎ」で役割を大きく分けている。具体的な運行計画は恐らく12月のニュースリリースによるものだろう。

・「かがやき」
かがやきは現状定期臨時列車含めて東京ー金沢間10往復運転。そのうち9往復が敦賀まで乗り入れる。そのうち5往復は福井・敦賀のみに停車する速達型。残り4往復は残り4駅(小松・加賀温泉・芦原温泉・越前たけふ)に停車し、同4駅は「かがやき」2往復が停車する。

・「はくたか」
はくたかは現状東京ー金沢間14往復、長野ー金沢間1往復運転。そのうち東京ー金沢間運転中の5往復が敦賀まで乗り入れる。

・「つるぎ」
つるぎは現状富山ー金沢間18往復運転。今回の改正で18往復は全て敦賀まで延長。それとは別に金沢ー敦賀間7往復を設定。速達型(富山・新高岡・金沢・福井・敦賀停車)は富山発5往復、金沢発4往復、各駅停車型は富山発13往復、金沢発3往復。この25往復は在来線特急と接続する。
現在のつるぎは1~7号車、11号車のみ乗車可能で、グランクラスは閉鎖されているが、その扱いについては特段記載がない。また、サンダーバード25往復、しらさぎ15往復のうち一部は定期臨時列車になっているが、それとの連動も特に記載がない。
このほか、特急と連絡しない「つるぎ」が5本運転される(敦賀ー富山2本、敦賀ー金沢1本、金沢ー富山2本)。

以上、金沢ー敦賀間は40.5往復の運転となる。

車両編成はW7系、E7系12両編成。東京~敦賀間は50分短縮の最速3時間08分になる。

次いで在来線。敦賀ー金沢間の特急は運転終了となり、同区間は第三セクターに移管。
・「サンダーバード」
現状定期臨時含め大阪ー金沢間25往復運転。うち1往復は和倉温泉に乗り入れている。新幹線開業に伴い、全て大阪ー敦賀間の運転となる。
・「しらさぎ」
現状米原ー金沢間8往復、名古屋ー金沢間8往復運転。今回の開業に伴い、米原ー敦賀間7往復、名古屋ー敦賀間8往復の運転になる。早朝深夜のしらさぎ(米原ー金沢間)は1往復が運転終了になる。
・「おはようエクスプレス・おやすみエクスプレス」「ダイナスター」
前者は平日敦賀ー金沢間1往復、後者は福井ー金沢間2往復運転となる。全ての運転が終了になる。
・「能登かがり火」
現状七尾線特急は「能登かがり火(金沢~和倉温泉)」4往復、「サンダーバード(大阪・金沢ー和倉温泉)」1往復。これが「能登かがり火」5往復の運転になる。