「しおかぜ」繁忙期指定席拡大へ JR四・西
JR四国とJR西日本は、予讃線特急しおかぜの増結時に、指定席を拡大する旨をリリースした。
2025年度お盆期間における特急列車「しおかぜ」の指定席拡大について
そもそも、普段はしおかぜが5両編成、高松方面のいしづちは3両編成と併結していたところ、お盆期間(8日~17日)をはじめとした繁忙期は、特急しおかぜは8両編成で岡山ー松山間を運転し、高松方面は宇多津・多度津で乗り換えとなっている(JR四国リリース)。
このうち、特に混雑が見込まれる9,10,11日、16,17日に指定席を拡大しようとするものである。
現在は、1~4号車・8号車は指定席、5,6,7号車が自由席となっている。これが5号車も指定席となり、着席サービスを向上させようとするものである。
JR四国の特急列車は、相当程度自由席主体の運行となってきたところで、指定席はかなり限定的な設定であったように思われる。もっとも、2024年春ダイヤ改正以降、土讃線特急南風で指定席の拡大を図っている(もともと岡山が他1.5両に自由席を設定していたものを、1両ぶんに減らすことにしている:JR四国リリース)。特に、JR西日本管内においては、自由席を設定している特急が残り数少なくなってきたところからすれば、岡山方に出てくる特急列車から順々に指定席を強化していくことになるのであろうと思われる。
もっとも、JR四国のサービス「スマえき」では現状指定席特急券には対応していないことから、今後の動向を見切ることは難しいだろう。四国島内はスマえきで対応して、旧来通りの施策の延長線上に持って行きつつ、本州連絡は指定席多めという形でなんとかバランスを取るのであろうかとも思われるが…

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