JR東日本 25年春ダイヤ改正詳報 その3(北東北篇)
JR6社のダイヤ改正をそれぞれ詳報していくという取り組みである。次は北東北の各線を見ていこう。
【ほかの詳報】
JR東日本 25年春ダイヤ改正詳報 その1(中央線・甲信越)
JR東日本 25年春ダイヤ改正詳報 その2(常磐・東北方面篇)
JR東日本 25年春ダイヤ改正詳報 その3(北東北篇)
JR東日本 25年春ダイヤ改正詳報 その4(新潟支社・トキ鉄篇)
JR東日本 25年春ダイヤ改正詳報 その5(首都圏篇)
盛岡支社
東北線は、盛岡駅からの上り電車を1本増発する。22時35分発日詰行きが該当する。夕ラッシュとは別に深夜帯を充実しようという考えである。なお、2023年春改正で、22時35分発「北上」行きを廃止している。
【盛岡駅 上り方面電車 20時以降】
20時46分 一ノ関行き
21時22分 北上 行き
22時07分 一ノ関行き最終
22時35分 日詰 行き
22時59分 北上 行き最終
大船渡線は1往復削減する(改正後は8往復+上り千厩発一ノ関行き1本)。
一ノ関から気仙沼行きは17時54分発が18時41分発、19時36分発が20時35分発となり、最終21時15分発は廃止となる。気仙沼から一ノ関行きは16時15分発が16時53分発に、17時53分発が廃止となり、最終19時35分発は19時02分発に繰り上がる。
なお、2022年春ダイヤ改正でも減便を実施している(それまでは下り11本・上り10本)。
これに合わせてキハ110系での運転に変更となる。現行のキハ100系は16m級車であるのに対し、20m級車に変更となる。
山田線も列車時刻を削減する。2022年春改正とまとめて記載しているのでご覧いただきたい。
下りは、盛岡17時46分発宮古行きを上米内止めに変更し、茂市ー宮古間は別に列車を仕立てる。
上りは宮古6時45分発盛岡行きを上米内始発に短縮する。また、盛岡17時14分発盛岡行きを新設のうえ宮古18時08分発盛岡行きを茂市行きに短縮する。
津軽線では、GV-E400系から701系に変更となる蟹田13時19分発を14時14分発に繰り下げる。前後が12時10分・16時25分発となっていたので、平準化の意味もあろうと思われる。もともと蟹田ー三厩間の気動車を入れ替えるための運用であったために、現在青森ー蟹田間の折り返し運転とは整合していなかったものといえる(GV-E400での運転が蟹田駅14時04分着。13時19分着となっている)。
(田沢湖線・奥羽線は下記に記載)
秋田支社
奥羽線・羽越線・田沢湖線で両数変更がある。なお、太字の列車は
【奥羽線】大館6時36分発・11時34分発弘前行き及び弘前19時55分発青森行きは3両から2両に減らされる。上り弘前9時20分発大館行き、青森21時47分発大館行きも2両に減らされる。
他方、弘前8時56分発青森行き、青森13時35分発弘前行きは2両から3両に増結となる。
【羽越線】酒田5時32分発秋田行き、20時17分発吹浦行き、秋田18時15分発酒田行きも3両から2両に削減となる。
【田沢湖線】田沢湖6時39分発・盛岡14時19分発大曲行、大曲18時55分・21時12分発田沢湖行きは4両から2両に削減となる(盛岡14時19分発大曲行は田沢湖~大曲間を新たにワンマン化)。
このほか、ワンマン運転となるのは、
【奥羽線(秋田以南)】
・新庄11時22分発秋田行き
・秋田05時49分発新庄行き(横手~新庄間を新規にワンマン化)
・秋田16時45分発新庄行き(大曲~横手間を新規にワンマン化)
【田沢湖線】
・盛岡16時08分発田沢湖行き
【五能線】
・東能代11時00分発弘前行き(鰍ケ沢~弘前間を新規にワンマン化)
・弘前10時21分発深浦行き(弘前~鰍ケ沢間を新規にワンマン化)
である。
なお、田沢湖線は赤渕~田沢湖間でワンマン化を実施する旨全体のニュースリリースに記載がある。しかし、上記の記載を見る限り赤渕~田沢湖間ワンマン化に関連する記載は見当たらない。
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