能勢電鉄 運賃改定を申請

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能勢電鉄株式会社は9月20日、上限運賃変更認可申請を行ったと発表した。

鉄道旅客運賃の改定申請について

実施予定日は2025年1月19日である。

内容は以下の通り。

【普通運賃】
初乗り運賃160円は180円に改定。そのほかは30円の値上げ

【定期運賃】
通勤:割引率を37.5%から34%に縮小(普通運賃より値上げ幅が大となる)
通学:据え置き(申請自体も据え置き)

2023年の収支率は97.3%、2025年~2027年は現行87.2%、申請98.4%となる。結構上限ギリギリまで引き上げることとなる。

申請理由などを読むと逆によく耐えたと思わせる事情が書かれている。1995年のピーク時に比べて輸送人員が54%程度とほぼ半分に減少。これに対してはワンマン運転の実施(1997年から)、山下駅以外の無人化、変電所の廃止、阪急電鉄の連携の経営努力で運賃を据え置いてきていた。

関西の鉄道では

近鉄、叡電(2023/4)、南海、泉北(2023/10)、水間(2024/4)が運賃改定

京阪、阪急、阪神、山電、神鉄、大阪地下鉄が鉄道バリアフリー料金を設定(2023/4)

山電が運賃を認可上限まで引き上げ(2025/1)

という状態で、あとはせいぜい近江鉄道、和歌山電鉄、紀州鉄道くらい以外はこの数年で何等か運賃を変更している