【駅訪問】三次駅【写真29枚】

2024年9月22日未分類

2023年10月13日 post-6770

広島駅から東へ、山の中へ向かっていく路線である芸備線。途中駅で交通の要衝となっている三次駅のお話。
【編集註】いつものことながら、2022年8月・2023年3月取材、7月執筆と相当遅れての執筆であります。
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▲駅外観
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▲正面入り口の表示

同駅の運賃表を見ると、ICカードに関する表記はない。それもそのはず、芸備線は未だ広島~狩留家間のみICカードを利用することが出来るのみである。
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▲広島駅までは1340円。およそ1時間少々~1時間半かかる(ついでにラインカラーもすべて反映されている)。


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ただ、ICOCAを利用してうっかり三次駅までやってくることはよくあるようで、入場取消の措置を取って現金精算となっているようである。

駅跨線橋を更に跨ぐ形で、南北の自由通路がある。これはホームだけでなく留置線を含めて跨ぐので非常に長い。
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▲真ん中に見えるホームが、2,3番乗り場である。

駅の待合室にもいろいろ置いてあったのだが、こういうものも。
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▲最近中々お目にかかれないので思わずガッツポーズ

駅入口の発車標は芸備線の備後落合方面・福塩線と芸備線の広島方面の2基ある。
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それを裏面から見るとどうやら恐らく、かつての三江線の発車標を取り外しているようである跡が見える。
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▲うっすらと梁の色が違うことがわかるだろう。
(ただ、関西のJRへようこそ!さんの記事「三次駅 ホーム・改札口の電光掲示板(発車標) 【2017年1月】」によれば、一番左に三江線の発車標があるとのことなので、一番右側のものを撤去して、移動させているようである)
三江線の108キロポストは、1番乗り場の奥のほうにひっそりと建てられており、記念碑もついている。
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ちょうどこの裏の金網にダイヤ改正の垂れ幕があったのでこちらも撮影。なぜか快速「みよしライナー」が漢字になっているのはあまり気にしすぎないほうが良いだろう。
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では各乗り場の様子を。
1番乗り場はホームに入ってすぐのところ。
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▲跨線橋側から。
先述の通り、三江線の記念碑・キロポストがあるところまでかなりホームが長い。もともとは三江線のりばである0番乗り場が駅舎からかなり離れたところにあったためである。
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▲2,3番乗り場からみた様子。左側奥に0番乗り場があった。
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▲1番乗り場の行き先案内。別に全部の方向に向かうなんていうことはこの手の駅ではよくある話なのだが、芸備線のラインカラーは現在紫(路線記号P)である。また、福塩線も電化区間にはラインカラー紫が設定(路線記号Z)されている(色がかぶっているのは設定した支社が別々だからである)。ラインカラーが定められたのは2014~2015年ころ、この手のフォントが使われるようになったのも同時期以降だから、なぜラインカラーを使わなかったのかがよくわからないところである。
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▲その裏側。隠されているものはなんだったのだろうか。
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三次駅の時刻表である。ラインカラーの差異は色の濃さでなんとかなっているという状態である。ちなみに臨時列車も含めて書いてある(備後落合方面の11時台は両方とも臨時列車である)。カレンダーも一緒についているものがある。
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▲駅改札口の写真だが、ちょくちょくこういうカレンダーがある。

ちなみにこの時は、広島方面からやってきたキハ120系列車2両編成を解結した列車に乗って福塩線に乗車。
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▲一応こんなかんじ。なんかかっこよく見えてしまうのが癪である。西日のせいか。

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▲2,3番乗り場に向かうエレベーター。こちらも路線記号が使われていない。

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▲跨線橋には「ようこそ三次へ」などと書いてある。
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▲跨線橋から


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▲2,3番乗り場に降りる跨線橋の階段附近にはこのようは表示も。

2,3番乗り場はそこまでホームの幅が広くない。
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▲これは備後落合方面からやってキハ120系気動車から降り立った時の様子。
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▲やはりこちらも路線記号は使われていない。

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▲階段の奥に隠れるようにキハ120系気動車がいることもある(その上に見える橋がさっきの自由通路である)。三次駅でICOCAが使えないことのステッカーは恐らくかなり古いものだろう(広島・岡山地区へのICOCA導入は2007年)。
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▲ちなみに1番乗り場には色焼けしていないものもありました(こんな柱の裏側にあってどうする)

2,3番乗り場のエスカレーター。やはり路線記号は使われていない。
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▲2,3番乗り場の八次方にだけこの種の駅名標がある。隣駅の表示と「Miyoshi」のフォントが違うことから見るに、貼りなおしているのであろう。