日南線でもSUGOCA利用開始へ!
JR九州と宮崎県、宮崎市、新富町は、SUGOCAエリアの拡大について発表した。
宮崎地区においてICカード乗車券SUGOCAをエリア拡大します。
導入日は2026年1月17日で、これまた近接した時期のリリースとなっている(JR九州はICカード導入拡大のリリースをかなり直前に出す傾向にある。大村線は10月9日利用開始を8月27日に出している(弊記事)し、なんなら、宮崎エリアの当初導入も平成27年9月17日リリース、11月14日利用開始(リリース)である)。
現在宮崎エリアとしてSUGOCA、その他のICカードが利用できるのは、
・日豊線 田野~宮崎~佐土原
・宮崎空港線 南宮崎~宮崎空港
に限られている。
それを今回は、日豊線は北に1駅日向新富まで、日南線は田吉から南に青島までの7駅に導入する。まず日豊線の北側は、もともと宮崎以北の特急「にちりん」の最初の停車駅である佐土原(宮崎市内最北)までということであったようだ。今回、新富町が協力したというので、同町内唯一の駅の日向新富駅でも利用できるようになったのだろう(この区間は、日向新富、高鍋、都農、東都農と1町1~2駅になっている)。夕方時間帯に3往復の折り返し列車があることからしても、導入が求められたという感じではないだろうか。
一方日南線は、ローカル線のイメージもあるところだが、宮崎~青島間は需要のある区間であって、特に青島駅までの間は、大型施設もあるために、ICカード導入を優先したのではないかと考えられる。その中でも大きいのが、木花駅もよりのひなた宮崎県総合運動公園で、直近の例だと12月14日にマラソン臨(リリース)、2024年9月には日向坂46のコンサートがあり、終演後から最終列車まで12本以上の臨時列車を運行(リリース・交通新聞社Twitter)こととなった。そのほか、日南線沿線はプロ野球の春季キャンプ地となっている(リリース)ため、導入を急いだのではないかと思われる(もっとも、油津、南郷方面への導入には至っていない)。





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