京都市バス 令和7年春ダイヤ改正詳報

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京都市バスは、今年春のダイヤ改正を発表した。

令和7年3月実施の市バスダイヤ改正

内容としては、ダメージの少ないところの減便が主というところである。なお、2024年6月ダイヤ改正については弊記事参照。

区間運転化の実施

58系統(九条車庫~東山通~祇園~四条烏丸~烏丸通~京都駅)は、京都駅から梅小路公園方面の運転を取りやめる。運転取りやめ区間については205系統、208系統などが使える(※24年6月改正で大宮通経由から烏丸鳥経由に変更となっている)

69系統(二条駅西口~JR桂川駅前~桂駅西口)は、平日と土休日昼間を除いてJR桂川駅前~桂駅東口駅行きが取りやめとなる。

18系統のうち竹田駅経由(二条駅西口~竹田駅西口~パルスプラザ前~久我石原町)は、午前時間帯の久我石原町行きはそのままで、午後時間帯の久我石原町発をパルスプラザ発に短縮する。

88系統(九条車庫から東福寺・東山七条を経由して京都駅前)までの系統は、現状土休日のみ10時台~14時台のみの10往復の運転であるが廃止となる。

運行系統の変更

南1系統は前回改正で反時計回り(下津林大般若町→下桂→桂駅東口→桂高校前→下津林大般若町前ー竹田駅西口)という運行に変更されていたところ、下津林大般若町ー下桂ー桂駅東口の往復運航に変更となる。時計回りの系統は69系統が残るほか、桂駅東口→桂高校前→下津林大般若町前は70系統が残る。

嵐山地区を運転する93・快速93・85系統は平日は長辻通を南行きに、土休日は北行きに運行しているが、これを北行き(嵯峨瀬戸川町→嵐山→嵐山天龍寺前→野々宮→嵯峨小学校前)に統一する。11・28系統(平日)は現行通りである。

205系統のうち、西側の区間便(北大路BT~西大路四条)を京都外医大前に延伸して25系統に名称変更する。現行ダイヤにおける北大路BT~西大路四条の区間便は1時間に1本程度あるという感じである。

53系統(京都が医大前ー西ノ京円町ー府立体育館前ー立命館大学前)の一部を西大路通りをそのまま北に上る北野白梅町・わら天神前に変更し、増発する。

その他の変更

27系統・特27系統は平日に、50系統は土休日に減便となり、20分間隔の運転となる。55系統は52系統との運転調整で土休日に5本減便となる。81系統は昼間の運転本数調整で7本の減便となる。

循環系統でも減便がある。202系統は5本、204系統は最終便の繰り上げ、205系統は上記の25系統新設を除くと平日に8本減便となる。

(往復系統は1往復を1本として記載、循環系統は1周で1本となる。)

パターンダイヤ化

上記にも関係するが、55系統と52系統は、その大部分で運行区間が被っていることを利用して、平日は20分間隔、土休日は30分間隔となるようなダイヤを作るため、55系統が土休日減便となる。

8系統と特71系というも西大路四条から太秦天神川方面などで、概ね30分間間隔となる(ここだけ”概ね”という表現を用いている)。

通学輸送の拡大

特に立命館大学についてである。快速205・快速202系統の学内発着を平日全便に変更する。また、快速15系統(三条京阪前から立命館大学に平日朝1本)も、時刻変更となる(京阪電車とのダイヤ調整による)。

201系統の始発が繰り上げとなる。現状の市場大宮から二条駅・千本今出川方面の始発は6時27分発となっているところ、これを5時37分発に繰り上げる。阪急桂駅方面からの乗り継ぎ(例:桂駅始発から3本目5時21分発→大宮駅5時28分着)が便利になる。

観光特急バス

EX100・EX101系統の運行本数に変更はないものの、清水通からの京都駅前行きEX101系統は9時53分発を取りやめ17時53分発を新設する。

民間バスの連携

民間バスとの連携はJRバス、京阪京都交通などで行われていたところが、今回はヤサカバスとIC定期券・福祉乗車証で乗車できるようになるとしている。洛西ニュータウン・物集女・久世地区が対象となっている。これに合わせて西4系統が大幅減便となる(現在は6~8,16~19時台は毎時2本、それ以外は毎時1本となっている)。

快速205系統のうち、2本をJRバスに変更するとしている。