JR北海道 特急列車をすべて指定席化
JR北海道は札幌から旭川方面の特急列車についても、2026年春から全車指定席とすることを発表した。
旭川方面の特急列車の全車指定席化並びに「おトクなきっぷ」のリニューアル等について
サブスク特急券「特急e-Pass」が始まります~定期券にプラスして、特急列車で快適な通勤・通学を~
2025年4月にJR会社法に基づいて提出された事業計画ですでに表明されていました。
札幌から、函館・室蘭・釧路・帯広方面の各特急については2024年春改正で全車指定席に変更されており、これに追随する形となった(2023年11月リリース)。
全車指定席化によって、Sきっぷ、特急関係の回数券、自由席特急券が付帯したフリーきっぷ等、また、自由席タイプの特別企画乗車券に付加できる指定料金券・グリーン料金券が2026年春で廃止となり、えきねっとの「特急トクだ値1」「チケットレス特急券」等に統一されることになる(函館・室蘭・釧路・帯広方面の各特急についても、「特急トクだ値14」「同1」を「特急トクだ値1」に統一することとなる)。また、座席未指定券の発売が開始されることとなる。料金差については、ニュースリリースを参照してほしいが、一応トクだ値がちゃんと安い、Kitacaエリアのチケットレス特急券+乗車券はちょっとだけ安い(無割引の自由席特急券前後)という感じである。
特急定期券「かよエール」は函館・室蘭・釧路・帯広方面と同様「かよエール+」に移行することとなる。指定席空席の利用が可能になるほか、無料で座席指定が可能となる。なお、「かよエール」「かよエール+」は2027年3月31日で発売終了となる(参考までに、JR西日本のパスカルでも、全車指定席化→1年間は特急用定期券パスカルについて空席利用の移行措置としていた:ニュースリリース)。
「かよエール」「かよエール+」を代替することとなるのはサブスク特急券「特急e-pass」である。運賃相当分の定期券と”別に”JR北海道スマホ定期サービスから購入することとなる(道北・道東地域ではスマホ定期券サービスが実施されている:ニュースリリース)。設定区間は札幌~旭川間、札幌~室蘭・洞爺間、札幌~トマム間である。通学については函館~長万部間、新得~釧路間、旭川~稚内間、旭川~網走間がこれに加わる。おそらく、「かよエール」と同様の設定なのであろうとは思われる(網羅的な料金表を見つけることはできなかった)。効力は「かよエール+」と同様で、指定席の空席または、直前指定ということになっているが、指定方法は券売機・窓口ではなくスマホとなっている。料金も「かよエール」「かよエール+」と同額である。e-passの区間・期日は定期券に包含されている必要がある。要するに窓口・券売機から離れたサービスにするだけということである。
なお、サブスク特急券の呼称はサブスクリプション契約、すなわち、自動継続購入となる契約を意味しているのではなく、何度でも特急に乗車できることをイメージしたとのことである。これまたややこしい…




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