JR西日本 24年春ダイヤ改正詳報 その2 近畿エリア

2024年4月26日JR各社/三セク国鉄

24年春ダイヤ改正詳報一覧はこちら

JR西日本のダイヤ改正詳報。今度は近畿エリアである。こちらは昨年ほどではない。
2024年3月16日にダイヤ改正を実施します(近畿統括本部)

・スーパーはくとの話はひとまず置いておく。1本立ててもいいくらいである。

関西線に通勤特急ができた。定期特急列車は特急あすか号以来であると記憶している。
時刻は奈良7:16発、新大阪8:19着、及び新大阪19:43発、奈良20:46着である。停車駅は大阪(地下)・天王寺・久宝寺・王寺・法隆寺・大和小泉・郡山・奈良である。
また、快速指定席うれしートを拡大する。
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平日の朝早い時間帯にも拡大のうえ、土休日には7~9時発の大和路快速と、大阪行の直通快速4本(15:48・16:48発含む)にも設定される。
それで気になることといえば平日6:59発・7:24発に設定がないのはどういう理由なのかということである。別にまとめて設定してしまえば良いものをとも思わなくもないのだが…
なお、直通快速が城北公園通駅にも停車するようになる。おおさか東線ないの直通快速の停車駅は大阪・新大阪・JR淡路・城北公園通・放出・高井田中央・JR河内永和・久宝寺となる。

次にらくラクはりまがまた運転区間を拡大する。運転区間が網干から京都になる。網干・はりま勝原・英賀保と各駅に停車し、新大阪からは京都までノンストップとなる。
網干からの新快速Aシートは5:45発・6:34発・7:21発で、らくラクはりまは6:08発となるため、通勤ラッシュにちょうど良い設定になっていることがわかる。
また大阪駅から姫路方面について夕ラッシュは旧スーパーはくと13号と同様のダイヤ(京都19:35→姫路21:07・網干21:21)となる。また、スーパーはくと15号は大阪20:36発となり、新快速Aシートの設定は30分繰り下がる。これによって、スーパーはくと13号から新快速Aシート11号まで30分おきに着席サービスを設定するわけである。

更にびわこエクスプレスはらくラクびわこに名称変更する。びわこエクスプレスが旧びわこライナーに代えて運転されたのは2003年のこと(リリース)。21年の名称に幕を下ろす。
運転時間帯は20:36発草津行と21:36発米原行から19:20発米原行と20:36発草津行になる。
【大阪から京都を超えて運転される特急抄】
現行
20時|02野洲 36草津
21時|02野洲 36米原
改正
19時|20米原
20時|02野洲 36草津
21時|02野洲

特急くろしおが和泉府中への停車を拡大する。
現在和泉府中駅(和歌山方面)へは17:37着以降のはるか9本と22:24・23:27着のくろしお2本が停車している。更にここにくろしおが17:52着から6本新規停車となる。
なお、関空特急はるかは2020年春ダイヤ改正以来30往復すべて定期列車として運転かつ9両編成での運転となる。

ここからは普通電車の話題が続く。
嵯峨野線は復便となる。2017年春ダイヤ改正で増発となっていた(リリース)京都ー嵯峨嵐山間普通電車が元通りとなる。これらは2021年春ダイヤ改正で減便となっていた(リリース)。
なお、増発される時刻は2017年当初とは違うので注意したい。

また、山陰線園部17:26発福知山行は前後の列車が16:46発・18:22発であるので17:38発に変更となる。

JR桜島線は平日の桜島行の本数を増やす。これも2021年春ダイヤ改正で減便があったところである。
また、奈良線も19時23分発宇治行を城陽行に延長する。JR小倉・新田・城陽への有効列車本数が19時台は6本に増える。

このほかこまごまとした話題となっている。実際のダイヤは見てみないと分からない。
特急南紀はJR西日本区間をワンマン運転とする。と言っても新宮~紀伊勝浦間ノンストップでありそこまで支障がないと判断したのであろう。

きのくに線の運転間隔を平準化する。
17時31分発箕島行と18時30分発御坊行の間の17時50分発御坊行を18時発に変更する。

和歌山線の五条駅の始発列車は快速JR難波行きであるが、こちらは平日は王寺乗り換えに変更となる。といっても、現在のJR難波行きは王寺駅で9分停車しており、前後の快速電車への乗り継ぎとすることで、所要時間は短縮されているため、そこまで不便と言い切れないだろう。

敦賀ー米原の臨時快速については別記事参照。