関西線 直通列車実証実験へ【名古屋-奈良】

2024年4月26日未分類

中日新聞がまたすごい記事を書いていた。
JR関西線、名古屋―奈良の直通を実証運行 来秋めど、利用促進へ取り組み

会員記事になっているので一部わからないが、そこは少し考え物であるが、
JR関西線の名古屋ーなら直通列車といえば、昭和57(1982)年5月改正(関西線名古屋口電化)で亀山を超えて直通する普通列車が全廃されている(それまでは3.5往復あった)。
それ以降の快速・急行列車は急行かすが2往復(所要時間は2時間半)、快速1往復(2時間50分)である。

急行かすが2006年に廃止されており、その当時の停車駅は名古屋・桑名・四日市・亀山・柘植・伊賀上野・奈良である。当時の使用列車はキハ75系気動車で、転換クロスシート3ドアの急行である(もちろん乗車されたことがある方にはそれが申し分ないことはわかるだろうが)。その時のダイヤは名古屋8:55発、奈良11:03着折り返して奈良17:16発、名古屋19:26で、そこそこに速い。名古屋奈良間の移動であれば充分新幹線に対応できるほどのものである。

本件記事で一体どれほどの合意が取れているのかがわからないのが問題だが、一つ気になるのはJR西日本との間の交渉であれば、伊賀上野ー大阪方面のほうが都市圏的繋がりがあると思われるのだが、どうなのだろうか。また、JR東海の参加があるかがわからないのが問題である。

ひとまず三重県に情報公開請求をするので続報を待たれよ。


▲関西線亀山駅に停車中のキハ120系列車(左)とキハ25系気動車(右)