伊賀鉄道でICOCAの利用が可能に! 24年春から
伊賀市、伊賀鉄道、JR西日本は伊賀鉄道線全線でICOCA、ICOCA定期券の供用を開始すると発表した。
2024年3月 伊賀鉄道でICOCAが利用可能になります!
今回利用可能になるのは近鉄大阪線伊賀神戸からJR関西線伊賀上野駅を結ぶ伊賀鉄道全線。時期は2024年3月を予定としており、先例に倣うのであれば同時期のダイヤ改正日に合わせての利用開始となる。
△伊賀上野駅で出発を待つ伊賀鉄道列車。運賃表にもICカードは利用できない旨記載がある。
ICOCAの残高利用及びICOCA定期券(近鉄、JRの連絡定期を含む)が利用可能になるとしており、PiTaPaのポストペイ及びモバイルICOCA定期券やTOICA定期券は利用不可としている。また、伊賀鉄道区間の定期券区間はICOCA券面に記載されず、別途「定期券内容控」に印字される(券面イメージを見ると、それ自体に定期券、乗車券としての効力はないが、係員の請求があれば提示しなければならないとしている。)なお、ICOCAは所謂「10カード」であるため、Suicaほか相互利用カードも当然に残高利用が可能になる。
ICOCA自体の発売も伊賀鉄道上野市駅で実施する。
近鉄から移管された会社中、四日市あすなろう鉄道は2021年8月21日から利用可能になっており、伊賀鉄道の例は2例目(近鉄は2012年から内部・八王子線を除く全線でICOCAの供用開始(リリース))。近鉄から移管する半年前(2007年4月)に近鉄はPiTaPaを導入していたものの、それから16年経ってようやくのICカード利用開始である。
JR西日本はバスや中小私鉄事業者でもICOCAが利用できるように進めているところである。定期券券面がICOCAに印字されない事業者も結構多く(おのみちバス、四日市あすなろう鉄道、近江鉄道バス、湖国バス)、これも恐らくは導入のハードルを下げるための施策となっているのだろう。JRとしては以前からこのほかにも車載器端末(読み取り側)の省力化も図っているところである(リリース)。
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