近鉄 終夜運転・年末年始の運転概要を発表【参宮急行は復活せず】

2024年4月26日近鉄

近鉄は終夜運転と年末年始の運転概要を発表した。今年も終夜運転が実施される。2019年ころの規模に戻ったかは少し見ておきたい
年末から年始にかけて、臨時列車および運転区間延長列車を運転します ~大阪・名古屋から伊勢方面に「ひのとり」の臨時列車が走ります~

もくじ

①土休日ダイヤでの運転日
②終夜運転の概要(大阪方面)
③終夜運転の概要(名古屋方面)
④2019年と比べると…?

①土休日ダイヤでの運転日

まず12月30日から1月3日までは土休日ダイヤでの運転となる。
大晦日と三が日の特急券は12月1日より発売となる(三が日については繰り上げ販売)

②終夜運転の概要(大阪方面)

上本町方の終夜運転、臨時列車は以下の通りである。
・12月31日に難波~五十鈴川で臨時特急2往復
大阪線の終夜運転
・難波~五十鈴川で臨時特急が概ね1時間に1本
 このうち「ひのとり」が3往復
・上本町~榛原・名張で1時間に2本の各駅停車
上本町~五十鈴川の臨時急行は今年も設定なし
奈良線の終夜運転

・難波~奈良で各駅停車が1時間に2~3本
 このうちラッピング電車「ならしかトレイン」が3往復
京都・橿原・天理線の終夜運転
・京都~宇治山田・五十鈴川で特急1往復
・京都・西大寺~橿原神宮前で特急2往復
・西大寺発京都行特急1本
・京都~橿原神宮前で1時間に2~3本の各駅停車
・天理線は一部京都直通で1時間に1~2本の各駅停車
 なお一部急行列車あり
けいはんな・生駒・信貴線の終夜運転
・けいはんな線は毎時1~2本
・生駒線は3往復
・信貴線は毎時2本
・田原本線は終夜運転実施せず
南大阪線系統の終夜運転
・あべの橋~橿原神宮前で特急1往復
・同区間で3時頃まで普通電車が毎時2本
・道明寺線、御所線、長野線でも同様に3時頃までの終夜運転
吉野線は終夜運転を実施せず
ケーブルカーは頻繁運転えの終夜運転
1月1日から3日、7~9日に
・大阪線で特急、快急、急行に計48本の増発
・南大阪線で三が日に特急、急行の増発(特に急行は1日当たり22本の増発)

③終夜運転の概要(名古屋方面)

名古屋線系統の終夜運転
・名古屋~五十鈴川間で毎時1本の特急
 うち「ひのとり」は3往復
・名古屋~伊勢中川間は下りと上りそれぞれで時間帯を分けて運転
・伊勢中川~五十鈴川間は毎時2本の運転
・鈴鹿線は終電・始発の繰下げ・繰り上げ実施
・湯の山線・五十鈴川~賢島は終夜運転を実施せず
1月1日から3日、7~9日に臨時列車を運転(計63本)

④2019年と比べると…?

2019年と比較すると
・阪伊特急がおよそ1/3(32→11)
・参宮急行が全滅(15→0)
・大阪線普通は大差なし
・奈良線普通は微減(35→29)
・京伊特急はやはり少ない(10→2)
・京都橿原線普通は微増?(25→33)
・けいはんな線、信貴線は変化なし、生駒線は10→6
・南大阪線系統の支線は終夜運転→途中で切り上げ、その結果凡そ半数に
・吉野線は2往復が0に
・正月臨時はそこまで変化がない
・名伊特急は1/3に(29→9)
・参宮急行が全滅(18→0)
・名古屋線の普通電車も本数がかなり減っている(14→6)
・伊勢中川~五十鈴川間は大差なし

特急もまだまだ本数が戻っていないし、急行に関してはもはや需要がないと判断されたのか2年連続設定がない。普通電車については意外と水準が元通りになったと言える。しかし2021年から2022年での変化として、道明寺・御所・長野線の途中切り上げが発生している。これからも終夜運転の縮小傾向が続いていくものと考えてよいだろう。