JR西日本 22年春改正 詳報その3 (近畿篇その3) しれっと纏められてた部分

2024年4月26日JR各社/三セク国鉄,ダイヤ改正

2022年春JR改正関連その他の記事へはこちらから

JR西日本のダイヤ改正の内容、今回は盛りだくさんと相成った。
複数回に分けて詳報する
2022年春ダイヤ改正について(JR西日本HP)

一部列車の見直しという不気味なページがある

「概ね9~10時台において、京都から高槻間の一部列車の運転を取りやめ、高槻発着とします。」
「平日の概ね15時台において、須磨から西明石間の一部列車の運転を取りやめ、須磨発着とします。」

これに関しては、21年秋のダイヤ見直しで実施した内容に準ずる。

「平日の18時52分大阪発野洲行き新快速の運転を取りやめます。」
「平日の18時52分および19時7分大阪発網干行き新快速の運転を取りやめます。」

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要は網掛けの電車が運転取りやめになるということです

「概ね20時以降において、草津から柘植間の一部列車の運転を取りやめます。」

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23時54分発は取りやめになり23時31分発が最終になることが確定している。

「土休日の概ね18~21時台において、京都から園部間の一部列車の運転を取りやめます」

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快速が削られるのではないか?という予想を立てておこう

JR宝塚線について

「平日の概ね20時以降において、一部列車の運転を取りやめます。」
「土休日の概ね9時台および19時以降において、一部列車の運転を取りやめます。」

前者について。現在は新三田までの普通電車4本と大阪からの快速/丹波路快速が新三田あるいは篠山口あるいは福知山まで1本づつ、JR東西線経由の快速が宝塚行き2本、新三田行き、篠山口行き各1本となっている。要は快速が7本という時間帯がある。
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(ピンク色がJR東西線経由の快速)

後者に関しては「区間快速運転時間帯」の拡大ではないようである。それは次の文面を見ればわかる

学研都市線・JR東西線について

「平日の概ね10時台において、区間快速の運転時間帯を拡大します。」
現状11時台ころからになっているところを朝ラッシュ終わりすぐにするという趣旨だろう
「平日の概ね19時以降において、尼崎から京田辺間を中心に一部列車の運転を取りやめます。」

これはおそらく尼崎~京田辺間の区間快速を念頭にしていると思われる。こちらは京田辺発はない(専ら片道電車)

「土休日の概ね16~21時台おいて、京橋から四条畷間を中心に一部列車の運転を取りやめます。」

こちらは京橋~四条畷間の普通電車を念頭にだろう。毎時2本、往復走っている。
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狙われそうな電車に網掛けをしておいた。

次に大阪環状線。

「平日の概ね10~12時台および20時以降において、大阪環状線とJRゆめ咲線を直通する列車
を見直します。なお、JRゆめ咲線内の運転本数は変更ありません。」

確かに直通を減らせればそれが一番やりやすいということだろう。

「概ね16時以降において、大和路線・阪和線から大阪環状線へ直通する一部列車を見直します。」

あれいつぞやの改正で増やしてなかったっけ?という疑問は措いておこう

大和路線。

「平日の概ね16~21時台において、柏原から王寺間の一部列車の運転を取りやめ、柏原発着と
します。」
「概ね19時以降において、一部列車の運転を取りやめます。」

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10分に1本王寺まで電車があるが、県境区間に関しては本数過剰とみなされたのだろう。(左が平日、右が土休日)
後者に関しては快速のどれかだろう。

最後に阪和線。大き目なてこ入れと思われる

①「概ね8~10時台、16~17時台において、区間快速の運転時間帯を拡大し、一部列車を見直します。」
②「また、概ね10~15時台の区間快速は、熊取から日根野間の運転を取りやめ、熊取発着とします。」
③「概ね18~21時台において、普通電車の運転間隔を概ね12分から15分間隔へと見直します。」
④「概ね17時以降において、一部の快速は日根野から和歌山間の運転を取りやめ、日根野発着と
します。」

①②について昼間のパターンが普通鳳行き、区間快速日根野行き、関空紀州路快速関空和歌山行きであるがそれを拡大し、区間快速は熊取止めにする(熊取日根野間の需要は確かに低そう)
③について、阪和線、大和路線が快速中心ダイヤであるのは周知のとおりで、快速系統は15分,30分ヘッドで夕方も走っていたのに普通電車は毎時5本であったところにメスを入れたのだろう。確かに追い抜きの関係でどのみち不便だった、ととらえられたのだろう。
④和歌山支社のものを見れば、概ね最初の6本が削られている。(速達型の快速についての話)

特急の臨時運転(週末運転)に関しては他のサイトさんが詳しいだろうと思います…