2022春 JR各社ダイヤ改正予想

2024年4月26日JR各社/三セク国鉄,ダイヤ改正

2022年春のダイヤ改正予想。そろそろ病禍の先を見据えた明るい話を聞きたいところ。そのような希望的観測をしつつJR各社のダイヤ改正予想する。
確定事項は確定事項として記載します(=リリースが出ているものに限って、そのほかは予定事項と記載し99%程度の実現可能性を示します)

⓪全般
【確定事項】特急料金の見直し(主にJR東日本の線区)
JR3社、特急料金の区分変更、追加へ【最繁忙期】

【確定事項】グリーン料金の適正化(主にJR東日本の線区)
東北・北陸新幹線やJR東在来線 グリーン券を適正化へ

11月17日追記
【予定事項?】改正日:3月5日土曜日 
ダイヤ改正日決まる? 315系導入日をJR東海が発表

①JR北海道
【確定事項】特急おおぞら減車261系化、ライラックの一部臨時化、ロイズタウン駅開業、名寄高校駅(←東風連)移設、7駅の廃止、H100系導入
JR北海道 来年春のダイヤ見直しについて発表
これ以上のダイヤ変更、特にマイナス面での変更は考えづらい。(そうでなければわざわざ先行して発表した意味がなくなる)
北海道新幹線に関してのダイヤ改正はあり得るだろう。

②JR東日本
【予定事項】相模線 E131系導入完了
相模線E131 系営業運転開始について(JR東日本横浜支社)
相模線への新型車両の投入について(同上)

これに伴うワンマン運転?(ワンマン運転に対応しているため、都市型ワンマンを実施するのではないかと考えられる)
【予定事項】日光線・宇都宮線(東北本線) E131系導入開始
宇都宮線・日光線に新型車両を投入します(JR東日本大宮支社)
相模線の導入完了を受けないと本格導入とはならないと思われる。よって日光線にてワンマン運転が行われるものとは思われない
参考記事:相模線・宇都宮線・日光線205系置き換え→では他の路線は?
・そのほか2021年に手を付けなかった線区で減便が行われることは可能性としてあるだろう。
2021年春に日中の大きな減便があった線区:東海道線、宇都宮線、高崎線
同じく平日朝に減便を行った線区:山手線、宇都宮線
<11月10日追記>JR東日本の社長会見によって減便、減車、ワンマン化、を実施(新幹線含め)。かなりの大ナタとなることが予想される。需要に応じて臨時列車を運転する。なお、今回改正での地方路線の廃線はない。
JR東、来春ダイヤ改正で「かなり大規模」に減便…コロナで乗客減「利用低調な列車見直す」(讀賣新聞)

③JR東海
予定確定事項】315系導入
在来線通勤型電車の新製について(東海旅客鉄道株式会社)
先ず211系を淘汰し、平成1桁台の車両をなくすことになる。静岡県区間の東海道線から順次という形だろう。
11月17日追記:中央本線が先に更新完了となる見込み。導入日も3月5日土曜日と発表。 
ダイヤ改正日決まる? 315系導入日をJR東海が発表

ダイヤ改正にて在来線の減便を行うか否かの考察記事は以下。
JR東海 2022年春ダイヤ改正の予想をする【そもそも減便するの?】
大府ー岡崎間普通電車、武豊線直通区間快速、中央線名古屋口あるいは中津川ー南木曽間などを狙って減便するのではないだろうか。
新幹線に関して、ダイヤパターンを見直したり、スピードアップ(昼間2時間24分化)を実施するかどうか結構微妙なライン。リニア開業直前までは本気で増発スピードアップを行うだろうが、N700S専用のダイヤパターン(スジ)を毎時1本作るのかどうかというのが焦点になろう。

④JR西日本
【確定事項】ICOCAエリア拡大 岩国~徳山間
2022年春 山口県内のICOCAエリアが拡大します!
・2021年秋に先立って実施した減便を今年春も実施する予定。
2021年秋に日中の大きな減便があった線区については以下の記事を参考に
2021年秋JR西ダイヤ改定 詳報①近畿エリア
2021年秋JR西ダイヤ改定 詳報②北陸・南紀・北近畿エリア
2021年秋JR西ダイヤ改定 詳報③中国地方
・2021年春に福知山支社で実施されていた大幅な減便については以下
【21春改正】JR福知山支社減便の考察
ダイヤ改正によって大幅な運転サイクル変更を実施する(15→20分)可能性は低いと考えている。2023年春に大阪駅(梅田地下駅)、2024年春に北陸新幹線敦賀開業をすることを考えればそれを見越した準備的なダイヤ改正になると思われる。
・参考記事は以下、
JR西 2022年春ダイヤ改正の予想をする
【22春改正】嵯峨野山陰線 半減減便?? (園部ー亀岡間)

11月17日追記2021年11月社長会見より引用
減便は行う、以降も追ってダイヤ変更をするものと考えられる

これまで申し上げておりますように、お客様の生活様式や働き方が大きく変わっており、コロナ前の水準には戻らないと認識しています。
引き続き、来年春のダイヤ改正においても、全てのエリアにおいて、朝通勤時間帯を含む全時間帯を対象に、お客様のご利用変容を見極め、現在のご利用状況と、そして、その後のご利用を一つひとつみながらダイヤの見直しを検討しています。

⑤JR四国
【確定事項】「伊予灘ものがたり」リニューアル
2022年春デビュー! 新たな「伊予灘ものがたり」について (JR四国)

・例年新幹線との連絡調整に右往左往しているが、それ以外の線区、普通列車に関してはどうだろうか。パターンダイヤ化を香川県内では予讃線で徳島県内では、牟岐線及び徳島本線で、高知県内
では土讃本線にて導入されている。しかし県庁に近い区間に関しては30分ヘッドを敷く一方県境区間に関しては改正によって大幅に本数を削っている場合もある(特に徳島本線はその傾向が強い)。パターンダイヤを導入しに行くことが考えうる線区として、高徳線、予讃線(愛媛香川近傍、松山近傍)が挙げられよう。他方県境区間の本数はさらに減らされることが容易に想像できる。

⑥JR九州
【確定事項】秋:西九州新幹線部分開業/長崎本線上下分離
九州旅客鉄道株式会社の鉄道事業の一部を廃止する届出及び 本届出に係る公衆の利便の確保に関する意見の聴取について(国土交通省)
前回のダイヤ改正で日豊本線特急を中心に日中間引き運転(県境区間の運航を止める)を実施している。この辺りの本数を回復させるか否かがさしあたりの大きなポイントとなるだろう。

⑦第三セクター線(一部)
【確定事項】あいの風とやま鉄道 新富山口駅開業
富山駅-東富山駅間新駅の概要 あいの風とやま鉄道㈱