桃花台交通(ピーチライナー)のHPを見てみる会

2024年4月26日未分類

今年の10月1日で廃止15年となる桃花台交通、愛称ピーチライナー。小牧市内のニュータウンと名鉄小牧駅を結ぶ新交通システムとして平成3年に開業したものの、モータリゼーションや名古屋駅に直結する中央西線に勝てず、赤字が続きわずか15年で廃止。今回はその桃花台交通のHPを訪ねてみたい。

まず、普通にURL(http://peachliner.jp/)を入力してみるとスクリーンショット 2021-08-23 130600
本当の桃が出てきてしまう。

そこでwaybackmachine(ウェブサイトをアーカイブしているサイト)にこのURLを入力すると
リンクはこれです
https://web.archive.org/web/20070320012833/http://www.peachliner.jp/

スクリーンショット 2021-08-23 130804

いかにも古そうなHPが出てきました。ここは15年前で時間が止まっているかのよう。

折角なので時刻表でも見てみましょう

スクリーンショット 2021-08-23 130927
20分ちょうどの間隔で運転していないし、朝夕ラッシュの本数があるわけでもないのがある意味の”諦め”を感じさせてくれます。

システムの概要でも見てみましょう。スクリーンショット 2021-08-23 131444

スクリーンショット 2021-08-23 131510
桃花台交通の一番の特徴である終点桃花台東駅のループ構造にも説明がありました。

車両の説明を引用しておきます

車両は、4両固定編成で、シンプルで落ち着いた色調の室内にクロスシートがゆったりと配置され、大きな側窓を通して変化に富んだ風景を楽しくご覧いただけるようになっています。
また、外形は、優しく湾曲した側面、大胆にカットした先頭部、それと好対照の最後尾等ユニークな非対称の形状になっています。
中央案内軌条により強制的に誘導される1軸ボギー台車は、大径の旋回ベアリングにより急曲線(R=15m)を支障なく通過できる構造になっています。走行輪はパンク対策を施した中子式補助輪つき気体入りゴムタイヤを使用し、案内輪はオールゴムのタイヤを用いています。
また、制御装置は、回路が単純で実績のある4象限チョッパ制御方式を採用し、4つの運転モードを無接点で切り替えることができ、またきめ細かな自動制御により、定電流制御や定速運転を実現しました。
引用元:https://web.archive.org/web/20060117084008/http://www.peachliner.jp/system.htm

”変化に富んだ風景”というのが自虐にも思えてしまうのが悲しいところ。

スクリーンショット 2021-08-23 131752

DVDのサンプル映像は今もDLすることができました。

最後に愛知県の桃花台線についての説明のページのリンクを張っておきます。
https://web.archive.org/web/20070328192518/http://www.pref.aichi.jp/kotsu/daitai/keii.html

桃花台交通が今のところ日本で廃止された唯一の新交通システム鉄道です。ある意味黒歴史とでもいうべきか、その存在を忘れることはしないでおきたいものです。