JR東日本 24年春ダイヤ改正詳報 その3 首都圏篇
JR東日本の2024年春ダイヤ改正のうち、首都圏の路線(房総地区は除く)を見る。
2024年3月ダイヤ改正について(横浜支社)
2024 年3月ダイヤ改正について(大宮支社)
2024年春ダイヤ改正について(高崎支社)
2024年3月ダイヤ改正について(水戸支社)
もくじ
1.横浜支社関係
1.1.特急列車関係
・成田エクスプレス関係はその2参照
・特急踊り子号は網代駅を通過し、所要時間が短縮される。
・特急湘南2号(平塚6:25発)、6号(小田原6:47発)は所要時間を短縮する。
・特急湘南5号(東京18:30発小田原行)は平塚行に短縮、14号(小田原8:25発)は平塚発に短縮
1.2.普通列車関係
・新宿6:24着、新宿6:31発の相鉄線直通列車を新規に設定する
・相鉄・JR直通線は夜間帯の運転本数を見直すとしているが、詳細は不明である
・横浜線と根岸線の直通列車が増やされる
・相模線は海老名ー橋本間を1往復増発する(茅ヶ崎20:35発、橋本5:49発)。
・南武線は快速電車の発車時刻を変更する。川崎駅は0・30分発で、立川は15・45分発となる。そのため普通電車も時刻変更となる。
・鶴見線はE131系電車が導入され、ワンマン運転が実施される。
・東海道線では、7:09発小田原行は15両に増結される
・横須賀線は土休日の運転本数を変更するほか、E235系を追加投入する。
・「東海道線の一部輸送体系を見直します」とあるが、詳細は不明である。
なお、JR東海労の「地本業務ニュース」には、JR東日本直通列車の編成見直しの記載があるが、これと関連している可能性も否定はできない。
2.宇都宮・高崎線関係
2.1.車両増結
一部編成を10両から15両に増結する。15両から10両に減車するものもある。
2.2.快速の削減
「始発駅時刻を基準に宇都宮線は上り 19 時台~20 時台、下り 21 時台~22 時台、高崎線は上り 16 時台~20 時台、下り 20 時台~22 時台の快速列車をそれぞれ各駅停車に見直します」とある。結局どういうことがよくわからないが、要は大宮以北の通過駅を持つ列車を各駅停車に変更するということなのだろう(つまりは快速アーバン・ラピッドを削減する)と認識している。
湘南新宿ラインの快速(保土ヶ谷・東戸塚通過)のものについてどう扱っているのかもよくわかっていない。高崎支社のリリースには「上り快速列車は高崎駅発16時以降、下り快速列車は上野発20時以降取止め」とあるので、関係ないのだろうと踏んでいる。
なお、上野~籠原間で1往復を減便する。
2.3.上越線の増発
高崎21:37発水上行を21:50発に変更する。終電の23:06発の前の電車だが、運転間隔調整を行うろいう趣旨だろう。
3.常磐線関係
3.1.特急列車
仙台発着のひたち号の運転時刻を変更する。
仙台行きの最終を品川15:45発から16:45発に変更する。
仙台発は10:14発・16:06発・18:02発だが、8:48発・16:16発・18:02発となる。
首都圏での滞在時間を意識したものであろうと思われる。
3.2.普通列車
・平日いわき17:47発原ノ町行を30分繰り上げ、特急との接続を改善する。
・平日原ノ町9:15発水戸行を30分繰り上げ、いわきで1本前の特急に接続できるようにする。
・品川22:15発土浦行特急ときわ83号からの勝田方面接続を改善する。
・上下4往復で列車を10両から15両に増結する
・原ノ町20:22発最終いわき行の発車時刻を8分繰り上げる
3.3.ワンマン運転関係
土浦ー水戸間の常磐線電車及びいわきー原ノ町間でワンマン運転を実施する。土浦―水戸間は昼間の5両編成につきすべてワンマン運転。いわき~原ノ町間は運転する全列車がワンマン運転になる。
【E531系ワンマン運転の履歴】
・2021年春ダイヤ改正:水戸線(友部~水戸・勝田間も含む)
・2022年春ダイヤ改正:土浦ー水戸間昼間の系統分離(ツーマンのまま)
・2023年春ダイヤ改正:水戸ーいわき間(同区間の列車中7割が対象)
4.水郡線関係
4.1.列車の両数変更
常陸大子5:40発水戸行の両数を平日4両から3両に変更する(土休日は2両のまま)。常陸大宮6:41発水戸行は2両から3両に増車する。
4.2.区間見直し
郡山18:18発水戸行(水戸方面へ抜けられる最終列車で、磐城棚倉からは上り最終)は、常陸大子駅で乗り換えとなる。尤も現在でも23分停車しており、その影響を踏まえてのものであろう。
▲常陸大子で増結する水郡線列車(郡山発水戸行だが上記とは違うもの)。
4.3.始発列車の繰り上げ
常陸大子始発列車の時刻を2分繰り上げる(5:05発→5:03発)
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