JR 24年春 ダイヤ改正詳報 東海道・山陽新幹線編

2024年4月26日JR各社/三セク国鉄

24年春ダイヤ改正詳報一覧はこちら

JR東海・西日本のダイヤ改正詳報。次は東海道/山陽新幹線編。
2024年3月ダイヤ改正について(JR東海)
2024年3月16日ダイヤ改正を実施します(JR西)
2024年3月16日ダイヤ改正を実施します(福岡エリア)
2024年3月16日(土)ダイヤ改正を実施します(中国統括本部)

ひとまずJR東海のリリースに即してみていく。

1.早朝・夜間時間帯に臨時「のぞみ」を増設します。
早朝は東京6:18発臨時285号新大阪行きが増発される。
深夜帯の新幹線は新大阪21:09発のぞみ484号東京行き・新大阪21:30発のぞみ488号東京行きが運転される。後者については山陽・東海道新幹線の最終のぞみ64号の後に運転される。博多からだけではなく、東海道新幹線区間の最終列車でもある64号は非常に混雑するため、その後の臨時列車の必要性があったことは言うまでもなかろう。

2.早朝時間帯に新横浜始発山陽新幹線直通の臨時「のぞみ」を新設します。
新横浜6時03分発の臨時のぞみ(現行491号)は2023年3月のダイヤ改正で新設されている。繁忙期に博多行きになり、定期のぞみ99号より早く山陽新幹線に乗り入れる列車となる。
JR西区間では「速達列車が1時間あたり最大9本運転可能な時間帯をさらに拡大します」として記載がある。上記列車(97号)は8:09発となり、新大阪駅下り8時台の列車が最大9本で運転される(山陽新幹線の下りの「のぞみ」「みずほ」「さくら」が毎時9本設定できるのは現代やでは9~19時台)。

3.山陽新幹線へ直通する最終「のぞみ」を繰り下げます。
(1)下り
のぞみ93号岡山行(岡山までの最終新幹線)の東京発を20:33発から20:39発に繰り下げ、西明石駅を通過する。岡山への到着時間はほぼ変わらず所要時間は7分の短縮である。
のぞみ95号姫路行(姫路までの最終新幹線)は西明石駅に停車になるが、全線の所要時間は2分短縮となる。西明石への終電は21分の繰り下げになる。
(2)上り
博多駅の最終のぞみ64号が19時発になる(現行18:59発)。これは新幹線開業以来始めてのことである。余談だが、山陽新幹線全通時の時刻表を紐解いてみると、博多駅最終のひかり16号東京行きは16時24分発であった(東京23:20着ではあるが)。そこからすると実に2時間半以上繰り下がっているのだからすごいものである。

4.夜間時間帯の下り「ひかり」の列車間隔を改善します。
書いてあることを纏めるとこうなる。
画像5
小田原ー三河安城間の停車駅のみ注意的に記載している。

5.下り三島・静岡始発「こだま」を繰り上げます。
三島駅の下りの始発を37分繰り上げる。
静岡駅の下りの始発を5分繰り上げる。
こだま763号:静岡6:07発→静岡6:02発
こだま765号:静岡6:38発→三島6:14発
こだま767号:三島6:51発

6.朝通勤時間帯の上り「こだま」を浜松~静岡間で増発します。
通勤時間帯の新幹線について、こだま818号を三島発から浜松春に延長する。直後の820号を静岡発から三島発に短縮する。

7.ビジネスブースを設置したN700Sで運転する列車を増やします。
定期ののぞみに関する話である。